Googleカレンダーの出席確認|返答の読み方と返事が来ない原因

google カレンダー 出席 確認で調べている人の困りごとは、だいたい3つに分かれます。返答をどこで見るのか、なぜ何人も返事をくれないのか、返答のメールが多すぎてどう減らすのか。この3つは原因も設定の場所も違うので、混ぜて触ると直したいところと違う場所をいじって終わります。ここでは公開されている仕様と画面の項目名に沿って、順番に切り分けます。

出欠が見えないのと、返事が来ないのは別の問題

会議の招待を出したあとに起きることは、性質の違う3種類に分けられます。

1つ目は、返答自体は届いているのに見る場所が分からない場合です。これは手順の話で、予定を開けば3クリックで片付きます。

2つ目は、返答が本当に返ってきていない場合です。相手が忘れているのではなく、相手のカレンダーに予定が入っていないことが原因のことが多く、招待を出し直しても同じ結果になります。触る場所は自分の画面ではなく、招待の出し方と相手側の設定です。

3つ目は、返答のメールが多すぎる場合です。1件の会議で10人が返答すれば10通届くので、週に何本も会議を持つ人の受信箱はこれで埋まります。ここには予定単位とカレンダー単位の2つの設定があり、片方を切っても残ります。

順番としては2つ目から入るのが早いです。返事が来ていないものを何度数えても数字は変わらないので、まず届く状態にして、それから読み方と通知を整えます。会議の段取りをメールでやりくりしていた時代との違いは、返答が集計済みで届くところにあります。

イベントの日程が決まったとき、メールでの出欠確認は、文面を考えるなどの手間が掛かる。Googleカレンダーを使えば、主催者は予定を書き込むだけで参加者へ招待状を送付でき、招待された側も簡単に返事を出せる。 出典: xtech.nikkei.com

ゲストリストで4つの状態を読む

返答を見る場所は1か所です。パソコンでGoogleカレンダーを開き、予定をクリックして右上の編集アイコンを押すと、右側に[ゲスト]の欄が出ます。ここに招待した相手が並び、それぞれの返答が添えられます。

状態は4つあります。まだ返答していない状態、承諾、仮承諾、辞退です。画面では「はい」「いいえ」「未定」の3つのボタンで返しますが、押していない人が4つ目の状態として残ります。集計で数が合わないときは、この未回答を数え落としていることがほとんどです。

返答にはコメントを添えられます。招待された側は「未定」の横の矢印から[メモを追加]を選ぶと、返答と一緒に一言を送れます。このメモはすべての招待者に表示されるので、主催者だけに伝えたい事情を書く場所ではありません。届いたメモは、ゲストリストの相手の名前のところで読めます。

ここに1つ落とし穴があります。ゲストリストで返答を確認できるのは、相手がGoogleカレンダーを使っている場合です。Outlookなど他のカレンダーを使っているゲストの出欠確認ステータスは、ゲストリストには出ません。社外の相手を含む会議で「半分が未回答のまま」に見えるときは、返事が来ていないのではなく、返事が画面に反映されない相手が混ざっていると考えたほうが実際に近いです。その相手の出欠は、返答のメールを読むことになります。社外の相手が半分を占める会議では、ゲストリストの数字だけを根拠に人数を報告しないほうが安全です。

任意参加者として招待した相手も同じ欄に並びます。招待するときにゲストの名前の横にあるアイコンで任意参加者にしておくと、返答が揃っていなくても会議を進めてよい相手が見分けられます。出欠を数える前に、必須と任意を分けておくほうが判断が速くなります。

返事が来ない最大の原因は、相手の画面に予定が無いこと

2つ目の問題に進みます。返答が返ってこない原因のうち、相手の不注意はむしろ少数です。

Googleカレンダーには[カレンダーに招待状を追加]という設定があり、3つの選択肢から選ぶ形になっています。すべての招待状を追加、知っているユーザーから届いた場合のみ追加、招待メールから出欠確認に返答したときに追加です。相手が2つ目や3つ目を選んでいると、招待は自動でカレンダーに入りません。相手の画面に予定が無いので、返答のきっかけも生まれません。

同じ組織に属していない相手や、過去にやりとりが無い相手には、この状態が起きやすいと公表されています。社外の相手に招待を出すときは、招待メールの[はい]または[未定]を押してもらうよう別に一声かけるのが確実です。ゲストのカレンダーは、招待メールの[はい]または[未定]を押した時点で常に更新されます。

もう1つ、宛先の形も効きます。[すべての招待状を追加]の設定は、本人のメールアドレスに直接送られた招待状に適用されます。自分がメンバーになっているGoogleグループ宛に送られた招待状については、メールに返答することで予定がカレンダーに入る形になります。部署のグループアドレス1つに招待を出して誰からも返事が来ないときは、原因は相手ではなく宛先の選び方です。人数が多くても、1人ずつのアドレスで出すほうが出欠は揃います。

Google以外のメールアドレスでGoogleカレンダーを使っている相手も、招待状の送信や出欠確認の受信時に問題が起きる場合があると案内されています。返答が1人だけ届かないときは、その相手のアドレスの形を先に見ておくと無駄な追いかけが減ります。招待を出し直す前に確かめる順番は、宛先が個人のアドレスか、相手がGoogleアカウントか、そして相手の招待状の設定か、の3つです。

なお、Gmailから自動で作られた予定や、誕生日・祝日・スポーツのカレンダーの予定には、ユーザーを追加できません。出席者を足そうとして項目が出てこないときは、予定の種類を確かめてください。

返答ではなく日時の提案が返ってきたとき

招待された側は、参加できないときに新しい日時を提案できます。返答が「いいえ」で終わらず、代案として戻ってくる経路です。

提案が来た予定には、カレンダー上で提案アイコンが付きます。その予定を開き、ゲストリストにある[提案された日時を確認]をクリックすると内容が読めて、そのまま[保存]で日程を変更できます。出欠を数えているときに未回答に見えていた相手が、実は提案を返していたというのはよくある取り違えです。

この経路には使えない場合が2つあります。ゲストが200人を超える予定と、終日の予定では、新しい日時を提案できません。大人数の説明会や、日付だけを押さえた予定では代案が返ってこないので、返答は3つのボタンだけで集まります。

提案を受け入れて日程を変えると、ほかのゲストの返答は取り直しになります。少人数なら提案を採る価値がありますが、10人を超える会議で1人の都合に合わせて動かすと、揃っていた出欠が崩れます。提案が来たときに見るのは、提案者の重要度ではなく、すでに承諾している人数です。

通知を減らすと、何が見えなくなるか

3つ目の問題です。返答のメールを止める設定は2か所にあり、効く範囲が違います。

予定単位で止めるほうは、予定の編集画面にある[ゲストが返答したときにメールを受け取る]のチェックボックスです。1つの予定または一連の定期的な予定に効き、カレンダーのメイン設定にあるカレンダーのグローバル通知設定には影響しません。毎週の定例だけ静かにしたいときは、ここを外すのが正解です。

カレンダー単位で止めるほうは、設定の[マイカレンダーの設定]でカレンダーを選び、[その他の通知]の[予定への返答]を[なし]にする経路です。そのカレンダーで作った予定すべてに効きます。

止めると届かなくなるものは3つあります。ゲストが予定を承諾・辞退・仮承諾したときのメール通知、Outlookなどサードパーティのユーザーからの出欠確認ステータス、そして招待状に対する自動返信メールです。不在時の自動返信もここに含まれます。

ここが判断の分かれ目です。メール通知をオフにしても、Googleカレンダーを使っているゲストの承諾・辞退・仮承諾はゲストリストで確認できます。つまり社内の会議なら、通知を切っても出欠の把握は失われません。失われるのはOutlookなど他のカレンダーを使っているゲストのステータスだけで、これはもともとゲストリストに出ないものです。社外の相手を含む会議だけ通知を残し、社内の定例は切る、という分け方が実務に合います。

出欠が静かに崩れるゲストの権限

最後に、数えた出欠が後から変わる経路を押さえておきます。原因はたいてい[ゲストの権限]の初期値です。

[他のユーザーを招待する]は、初期状態で有効です。招待した相手が招待メールを転送でき、転送された相手は主催者に返答でき、他のユーザーも招待でき、そして元の相手の出欠確認への返答を変更することもできます。参加者を固定したい会議では、予定の編集画面でこのチェックボックスを外してから招待を出します。

[ゲストリストを表示する]も初期状態で有効です。主催者以外のゲストが、誰が招待されているかを見られる状態です。社外の複数社を1つの予定に招く場合は、互いの出席者が見えてよいかを先に決めておく必要があります。

[予定を変更する]は初期状態で無効です。ここだけは初期値のままで安全側に寄っているので、意図して有効にしたときだけ注意すれば足ります。

人数の上限にも1つ境目があります。200人を超えるゲストを招待した予定では、出欠確認の返答がゲストに伝わらなくなります。主催者側では集計できますが、参加者同士が互いの出欠を見る前提の運用は成り立ちません。同じ200人という数字は、ゲストとのグループチャットが作られる上限にもなっています。大人数の会議は、出欠をカレンダーで完結させず、別の名簿と組み合わせる前提で設計したほうが崩れません。

出欠の確認を、開く回数から減らす

ここまでの手順はどれもブラウザで完結しますが、確認の回数そのものは減りません。返答を見るには予定を開いて編集画面まで進む必要があり、会議が週に10本あれば10回同じ操作をします。

Mac用のカレンダーアプリの側には、この往復を短くする作りのものがあります。招待メールを送り、参加と辞退を色分けして表示する形にしておくと、編集画面を開かずに未回答の会議だけを拾えます。自分が受けた招待への返答も、一覧から1回の操作で返せます。どの機能がどの層に効くのかはできることに役割ごとに並んでいます。

出席者を集める前の段階で効くものもあります。空き時間を自動で計算して予約ページを共有する経路を使うと、そもそも日時の提案をやりとりする回数が減ります。提案の往復が減れば、出欠を数え直す回数も減ります。予定そのものの入れ方は予定の入れ方にまとまっており、会議と会議の間に移動の時間を自動で挟む動きは移動時間に説明があります。

接続と初期設定の順番は使い方に段階ごとに並んでいます。Macで使えるカレンダーアプリを機能と総額で並べた一覧は他のカレンダーとの比較にあり、料金は購入、対応環境やデータの扱いはよくある質問に書かれています。

道具を替えるかどうかを考える前に、この記事の順番を1回通してみてください。招待の宛先を1人ずつにする、ゲストリストで未回答を数える、他のカレンダーを使っている相手を分けて数える、それから通知を絞る。ここまでやって残る手間が、道具で解く範囲です。

よくある質問

Googleカレンダーで出席の返答はどこを見ればわかりますか?

パソコンでGoogleカレンダーを開き、予定をクリックして右上の編集アイコンを押すと、右側の[ゲスト]の欄に招待した相手と返答が並びます。状態は未回答・承諾・仮承諾・辞退の4つで、画面のボタンは「はい」「いいえ」「未定」の3つです。押していない人は未回答として残るので、数が合わないときはここを数え落としていないか確認してください。

招待を出したのに返事が来ません。何を疑えばよいですか?

相手の[カレンダーに招待状を追加]の設定を疑ってください。「知っているユーザーから届いた場合のみ追加」等になっていると、招待が相手のカレンダーに自動で入らず、返答のきっかけが生まれません。またGoogleグループ宛に出した招待は、本人が返答するまでカレンダーに入らない扱いです。人数が多くても1人ずつのアドレスで出すほうが出欠は揃います。

返答のメール通知を切ると、出欠がわからなくなりますか?

Googleカレンダーを使っているゲストの承諾・辞退・仮承諾は、通知を切ってもゲストリストで確認できます。わからなくなるのはOutlookなど他のカレンダーを使っているゲストのステータスで、これはもともとゲストリストには出ません。社外の相手を含む会議だけ通知を残し、社内の定例は切る形が実務に合います。

ゲストが他の人に招待を転送すると出欠はどうなりますか?

転送された相手はゲストリストに追加され、主催者に返答でき、他のユーザーも招待できます。さらに、転送した元の相手の出欠確認への返答を変更することもできます。参加者を固定したい会議では、予定の編集画面の[ゲストの権限]で[他のユーザーを招待する]のチェックボックスを外してから招待を出してください。

記事一覧へ戻る