eeasyの料金と、どんな規模のチームなら元が取れるのか

eeasy 料金を調べていると、他の日程調整ツールと数え方が違うことに気づきます。多くのツールが「使う人数 × 月額」で請求するのに対し、eeasyは「その月に6回以上調整した人だけ」が課金対象になります。つまり、アカウントを配っただけで調整していない社員には料金がかかりません。

この記事では、公式サイトに載っている料金の内訳を確認したうえで、人数ではなく回数で数える仕組みがどんな組織に有利なのか、グループ用のオプションをいつ足すべきかを整理します。最後に、日程調整ツールを入れても解消しない時間の落とし方にも触れます。

日程調整ツールの料金体系は3つに分かれている

日程調整ツールの料金の数え方は、大きく3つに分かれます。

1つ目は、使う人数分のライセンスを買う形です。TimeRexやSpirがこの形で、1ライセンスや1シートあたりの月額が決まっており、チームの人数を掛けた金額になります。使わない月でも人数分がかかります。

2つ目は、調整の回数や予約ページの数で数える形です。実際に使った分だけ払うので、使う人と使わない人の差が大きい組織では無駄が出にくくなります。

3つ目は、その両方を組み合わせる形です。eeasyはこれに当たり、基本サービスは調整回数で、グループ用の予約受付ページは月額のオプションで数えます。

どの形が安いかは、組織の使い方で逆転します。全員が毎日調整するチームなら人数課金が読みやすく、一部の人だけが頻繁に調整する組織なら回数課金が有利になります。料金表の金額だけを比べても答えは出ません。

eeasyの料金の全体像

公式サイトの料金欄には、基本サービスとオプションサービスの2つが並んでいます。価格はいずれも税別です。

区分 対象 料金
個人利用 個人 ずっと無料
基本サービス 月間の調整回数が6回未満の社員 無料
基本サービス 月間の調整回数が6回以上の社員 月850円
オプション(ライト) グループ用の受付ページ3個まで 月9,800円
オプション(ベーシック) グループ用の受付ページ10個まで 月22,800円
オプション(ビジネス) グループ用の受付ページ30個まで 月48,800円

基本サービスには初期費用がなく、課金対象は「調整が多かった人」の人数分だけと書かれています。月に6回以上調整した人は、それ以上どれだけ調整しても定額です。

eeasyの法人向けプランでは、月に6回以上の日程調整を行ったユーザーの人数×850円が、その月の基本料金として発生します 。月間の調整回数が6回未満のユーザーには、料金が発生しません。 出典: inside.vivitlink.com

法人向けには1か月の無料お試しがあり、公式サイトには無料期間の終了後に自動で課金されることはないと明記されています。個人利用については、料金欄の末尾に「ずっと無料」と書かれています。

回数で課金される仕組みが効く場面

この数え方が効くのは、部署によって調整の量が大きく違う組織です。

たとえば、営業20人のうち、外回りで毎日商談を組む人が8人、社内業務が中心で月に数回しか調整しない人が12人いる場合を考えます。人数課金のツールなら20人分の請求になりますが、eeasyの基本サービスでは、6回以上調整した8人分だけが対象になります。850円で計算すると月6,800円です。

繁忙期と閑散期の差が大きい仕事にも向いています。採用の選考が集中する時期だけ面接調整が増え、それ以外の月は数件という人事部門では、増えた月だけ請求が増える形になります。年間で固定の人数分を払い続ける形より、変動に追従します。

逆に、全員が毎日のように調整する組織では、人数課金のツールと大きな差はつきません。むしろ、1人あたりの単価そのものを比べる話になります。850円という単価は、他社の年払いの単価と比べると高めの水準にあるので、「全員が使う前提」なら総額を計算して比べる必要があります。

なお、調整回数としてカウントされる操作の範囲は公式サイトの説明ページにまとめられています。見積もりを作る前に、自社の使い方がどの機能に当たるかを確認しておくと、後から想定とずれにくくなります。

もう1つ、この数え方には運用上の利点があります。人数課金のツールでは、たまにしか調整しない人にアカウントを配るかどうかで社内の調整が必要になります。管理部門が「使っていない人の分を払い続けているのではないか」と気にする状態です。回数で数える形なら、とりあえず全員に配っておき、実際に使った人の分だけを払う運用ができます。アカウントの配布と費用の管理を切り離せるので、導入のときに人選で止まりにくくなります。

一方で、注意する点もあります。月ごとに請求額が変わるため、年間の予算を先に確定させたい組織では読みにくく感じる場合があります。この場合は、過去数か月の実績から上限に近い人数を見積もり、その金額で予算を取っておくと、月の変動に振り回されずに済みます。

グループ用の受付ページはいつ必要か

もう1つの費用がオプションサービスです。公式サイトの説明では、チーム内で共有して使う「グループ用」の予約受付ページがオプションの対象で、自社の参加者を自由に指定でき、日程調整と同時に担当者の自動割り振りもできるとされています。

重要なのは、各ユーザーの「個人用」の予約受付ページはオプションの対象ではなく、基本サービスの中で作り放題と書かれている点です。つまり、次のように分かれます。

  • 自分あての予約を受け付けるだけなら、基本サービスの範囲で足りる
  • チーム共通の窓口を作り、空いている担当者に自動で振りたいならオプションが必要

オプションは受付ページの数で3段階に分かれており、ライトは3個まで月9,800円、ベーシックは10個まで月22,800円、ビジネスは30個まで月48,800円です。調整回数に制限はありません。

判断の目安は、共通の窓口をいくつ作るかです。「お問い合わせからの商談予約」「採用の一次面接」の2つだけならライトで収まります。部署や職種ごとに窓口を分けたくなると、すぐに10個に近づきます。ページ数の刻みが大きいので、運用を始める前に必要な窓口を書き出しておくと、途中でプランを上げ直す手間が減ります。

費用を見積もるときの手順

金額を出すときは、次の順番で数えると実態に近づきます。

1つ目に、直近3か月の実績から「月に6回以上日程を調整した人」が何人いるかを数えます。メールで候補日を送った回数でおおよその見当がつきます。この人数に850円を掛けたものが基本サービスの月額です。

2つ目に、チーム共通の予約窓口が必要かどうかを決めます。必要なら、窓口の数からオプションのプランを選びます。

3つ目に、両方を足した金額と、いま日程調整に使っている時間を比べます。1回の調整に往復3通のメールが必要で、1通あたり3分かかるとすれば、1回あたり約9分です。月に20回調整する人なら、月3時間ほどがここに消えている計算になります。

この時間の価値を金額に直すときは、対象者の人件費から時給を出して掛けます。年収500万円の社員なら、年間の労働時間を2,000時間として時給は2,500円ほどになります。月3時間が浮けば7,500円分で、基本サービスの850円との差は大きく開きます。ただし、浮いた時間が別の仕事に回って初めて価値になるので、「時間が浮く」ことと「成果が増える」ことは分けて説明したほうが社内で通りやすくなります。

4つ目に、他のツールの総額と並べます。人数課金のツールは「人数 × 単価」、eeasyは「6回以上調整した人数 × 850円 + オプション」で、同じ表に並べると判断しやすくなります。

ツールを入れても残る時間の落とし方

日程調整ツールを入れると、候補日を探してメールに書き写す作業は消えます。ただ、それで1日が楽になるとは限りません。残りやすいのは次の3つです。

1つ目は、カレンダーに入っていない予定です。調整ツールはカレンダーの空きを読んで候補を出すため、電話や立ち話で決まった予定を入れ忘れていると、その時間に予約が入ります。ツールの精度は、カレンダーの記入の正確さを超えません。

2つ目は、移動時間です。eeasyの機能一覧には移動や予備時間の自動確保が挙げられていますが、それは調整で入った予定の前後の話です。自分で入れた外出や私用の前後までは面倒を見てくれないので、実際には移動に40分かかるのに予定が隙間なく並ぶ、という状態は残ります。

3つ目は、予定を入れる手間そのものです。調整ツール経由の予定は自動で入りますが、それ以外は自分で入力する必要があります。入力が後回しになるほど、1つ目の問題が起きやすくなります。

この3つは、どれも料金プランを上げても解決しません。上位プランで増えるのは、窓口の数や担当者の割り振りといった、相手とのやりとりに関わる機能だからです。社内で「ツールを入れたのに忙しさが変わらない」という声が出たときは、まず調整の往復が実際に減ったかどうかを数字で確かめ、そのうえで残った時間がどこに消えているかを切り分けると、次に手を打つ場所が見えます。

カレンダーの側で整える部分

日程調整ツールが担うのは「相手と日時を決めるところ」までで、決まった予定を1日の中にどう並べるかはカレンダーアプリの仕事です。費用対効果を考えるなら、この2つを分けて見ると判断しやすくなります。

Mac用のカレンダーアプリには、短い文章や声で予定を入れられるものや、住所から車や徒歩、電車の所要時間を計算して移動の枠を自動で置けるものがあります。機能の全体像はできることに、入力、表示、連携、段取りの役割ごとにまとまっています。移動の枠を作る手順は移動時間で確認できます。

入力が面倒で予定が抜けるなら、予定の入れ方が参考になります。短い一文から日時や場所を読み取って予定にする流れが載っています。ほかのカレンダーアプリとの違いを並べて見たいときは他のカレンダーとの比較を、導入時の費用を確かめたいときは購入を見るとよいでしょう。

eeasyの料金は、調整の量が人によって偏っている組織ほど読みやすくなります。まず自社の「月6回以上」の人数を数えること。そのうえで、共通の窓口が要るかどうかでオプションを足すこと。この2段階で見れば、見積もりは大きくぶれません。

よくある質問

eeasyは個人で使う分には無料ですか?

公式サイトの料金欄には、個人利用は「ずっと無料」と記載されています。法人向けの基本サービスとは入口が分かれており、個人向けプランのページから登録します。法人で使う場合も、月間の調整回数が6回未満の社員には料金が発生しない仕組みになっています。

法人で使うといくらかかりますか?

基本サービスは初期費用なしで、月間の調整回数が6回以上の社員だけが1人あたり月850円(税別)です。6回以上は何回調整しても定額です。チームで共有するグループ用の予約受付ページは別料金のオプションで、3個までのライトが月9,800円、10個までのベーシックが月22,800円、30個までのビジネスが月48,800円です。

無料でお試しできますか?

できます。公式サイトには1か月の無料お試しが案内されており、期間中は使い放題とされています。グループ用の予約受付ページのオプションも1か月間は無料で試せます。無料期間が終わったあとに自動で課金されることはないと明記されているので、試すだけならそのまま終えられます。

他のツールと比べて高いのか安いのかはどう判断しますか?

単価だけでは判断できません。eeasyは月6回以上調整した人数で数えるため、調整する人が一部に偏っている組織では総額が下がります。逆に全員が毎日調整する組織では、人数課金のツールとの差が小さくなります。直近3か月の実績から該当人数を数え、必要なオプションを足した総額で比べるのが確実です。

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