ライフベアをパソコンで使いたい人が知っておきたい今の選択肢
lifebear pcで検索してたどり着く人の多くは、パソコンのブラウザで開いていた画面が使えなくなって、次にどうするかを決めようとしている。カレンダーとToDoとノートと日記が1つにまとまった使い方に慣れているほど、同じ形を探すのは難しい。この記事では、パソコン向けの提供がどう変わったのか、いま何が残っているのか、予定の置き場所をパソコン中心に組み替えるならどこから手を付けるのかを順に整理する。
パソコン向けのWeb版は2025年12月15日に提供を終えている
まず事実の確認から始まる。ライフベアがパソコンに向けて提供していたブラウザ版は、すでに提供を終えている。
Lifebearではパソコンに向けて提供していた「Web版」を、2025年12月15日(月)をもちまして終了いたしました。 出典: support.lifebear.com
公式のお知らせでは、終了の時刻は同日の23時59分と明記されている。予告は先に出ていて、2025年9月に更新された案内の時点では「12月中旬で終了」という書き方だった。理由として挙げられているのは、スマートフォンアプリ版の開発と改善に力を集中するため、という説明だ。
復活を待つ判断が取れるかどうかも、公式の回答が出ている。今後再びWeb版が戻る可能性についての問いに対しては、現状ではそのような計画はないと書かれている。したがって、パソコンの画面で予定を扱いたいなら、待つのではなく別の受け皿を用意する前提で考えることになる。
この案内のページには読者の反応も出ていて、役に立ったかどうかの投票は532人のうち389人が役に立ったと答えている。それだけの人がこの1ページを読んで次の判断をしたということでもある。
終わったのはWeb版だけで、アプリとデータはそのまま残っている
読み間違えやすいのがここだ。サービス全体が終わったわけではない。
公式の案内では、終了対象はWeb版のみで、iOSとAndroidに向けて提供しているスマートフォンアプリ版は引き続き利用できると明記されている。アカウントやデータへの影響についても、影響はなく、スマートフォンアプリ版でこれまでのデータをそのまま使えると回答されている。Web版にあった機能がアプリ版で使えるかという問いには、細かな部分を除きほとんどすべての機能が利用できる、と書かれている。
つまり、困っているのは機能そのものではなく、入力と閲覧の場所だ。パソコンのキーボードで長い予定名やノートを書いていた人、大きな画面で1か月を見渡していた人、仕事中にブラウザのタブとして開いていた人が、その置き場所を失っている。スマートフォンだけで完結する使い方なら、そのまま続けられる。
判断の分かれ目は、1日のうちどれだけの時間をパソコンの前で過ごしているかになる。パソコンでの作業時間が長い働き方なら、予定の入力も確認もパソコン側に寄せた方が手数が減る。外出が多くスマートフォンが主になる働き方なら、アプリ版を続けたうえでパソコン側は見るだけの窓を用意する形で足りる。
無料で使える範囲と、2つの有料プランで変わるところ
費用の考え方も整理しておく価値がある。公式サイトの案内では、基本機能はすべて無料で、そのうえに便利な機能を厳選した「ベーシックプラン」(月額)と、すべての高度な機能が使える「プレミアムプラン」(月額と年額)の2つが用意されている、と説明されている。
プランで差が付く項目は公式のプラン比較で公開されている。分かりやすいのは制限の緩和で、ToDoのリスト作成は無料とベーシックでは10個までのところが無制限になり、予定テンプレートの作成は2個までのところが無制限になる。カレンダーの検索期間も、無料とベーシックでは過去1年間が対象のところ、プレミアムでは過去50年間まで広がる。ほかに広告の非表示、有料ウィジェット、スタンプと着せかえの取り放題、画像容量の増加、パスコードロックなどが並ぶ。
支払いの経路にも前提がある。プランのページの注意事項には、支払いは購入確認時のApple Accountに請求される、購読期間終了の24時間前までに解約しない限り自動更新される、購読の管理はApp Storeのアカウント設定から行えると書かれている。パソコンのブラウザで契約を管理する形ではない、という点は乗り換えを考えるうえで押さえておくとよい。
移行先を探している人が挙げている条件
同じ状況に置かれた人がどんな条件で探しているのかは、Q&Aサイトのやり取りに残っている。Web版の終了を受けて代わりを探す質問が投稿され、そこに実際に試した人の回答が付いている。
私が探した条件としては ・仕事とプライベートで一日5〜10のタスクが常にあるため、視認性が良く、一日の管理と月ごとの管理がしやすい ・チェック付きのタスク ・1ヶ月、週ごと、3日のスケジュール表示 ・一日のタイムテーブル表示 ・タスクの色分け ・タスクの繰り返しができ、表示されている 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
この回答者は、いくつかのサービスを試したうえで、パソコンとスマートフォンのどちらでも表示が見やすかったという理由で1つを選んだと書いている。別の回答者は、サービスが終わる経験を何度もしているため、今回は提供が続くかどうかを条件に入れたと述べている。
口コミとして読むときに参考になるのは、選ばれた製品名よりも、条件の立て方だ。手帳型のアプリを長く使っていた人の要望は、カレンダーの機能だけでは満たされない。チェックの付くタスク、1日のタイムテーブル、色分け、繰り返しといった項目が並ぶ。逆に言えば、カレンダーとタスクのどちらを主に使っていたのかをはっきりさせると、探す範囲がかなり狭まる。
予定を移す前に、データを持ち出せるかを確かめる
乗り換えを決めたときに最初にぶつかるのが、これまでの予定とノートをどう運ぶかだ。ここには制約がある。
申し訳ございませんが、印刷やデータの出力(エクスポート)機能はございません。 出典: support.lifebear.com
公式のヘルプでは、印刷したい場合はスクリーンショットを撮って画像を印刷する方法が案内されている。つまり、まとめてファイルに書き出して別のアプリへ読み込ませる経路は用意されていない。過去の予定を全部運ぶ前提で計画を立てると、そこで止まる。
現実的な進め方は次の3段階になる。第1に、これから先の予定だけを新しい置き場所に手で入れ直す。第2に、過去の記録は参照用として残し、必要になったときにアプリ側で検索する。第3に、日記やノートのように残しておきたいものだけ、画面を写して画像や文字に起こす。全部を移そうとせず、今後の予定と過去の記録を分けて扱うと作業量が現実的な範囲に収まる。
この経験は次の道具選びにも効く。預ける前に、データを外に出す手段があるかを確かめておくと、次に同じことが起きたときの手間が変わる。
移行の作業をステップに分けると、迷う場面が減る。第1に、今後3か月ぶんの予定をアプリの画面で書き出す。第2に、新しい置き場所を1つ決めて、その3か月ぶんだけを入れる。第3に、1週間その置き場所だけを見て過ごし、足りない機能を書き留める。第4に、足りない点がはっきりしてから、有料のものを含めて道具を足すかどうかを決める。先に道具を決めてから運用を合わせようとすると、機能の比較表を眺める時間が長くなるだけで手が動かない。
この順で進めると、無料の範囲で足りるかどうかも自分の使い方で判定できる。カレンダーの表示と通知だけで回る人なら追加の費用は要らない。タスクの色分けや繰り返し、1日のタイムテーブル表示まで必要な人は、そこで初めて有料の候補が意味を持つ。
外部カレンダーとの連携は間接的な仕組みになっている
もう1つ、乗り換えを考えるときに知っておくと判断が早くなる点がある。ライフベアとGoogleカレンダーなどの外部のカレンダーは、直接つながる作りではない。公式のヘルプでは、iOSに元から入っているカレンダーアプリに外部カレンダーを連携させ、そのiOSカレンダーをライフベアが読み込む、という2段構えの仕組みが説明されている。
この構造から生まれる注意点も書かれている。予定を作るときに「Lifebearカレンダー」を選んだ場合、その予定はライフベアの中だけに表示され、iOSカレンダーにも外部カレンダーにも反映されない。さらに、過去に「Lifebearカレンダー」で作成した予定を「Googleカレンダー」に切り替える機能は用意されていない、とも明記されている。
ここが、パソコンで予定を見たい人にとっての実務的な壁になる。Googleカレンダーを選んで作っていた予定なら、パソコンのブラウザやMacのカレンダーアプリからそのまま見える。一方でアプリの中のカレンダーに入れていた予定は、外からは見えない。手元の予定がどちらに入っているかを先に確認すると、移す量の見積もりができる。確認の手順は、アプリで予定を開いてカレンダーの欄を見るだけで済む。仕事の予定だけGoogleカレンダー側に入っていれば、パソコン中心に切り替える負担はかなり小さくなる。
Mac側の受け皿については、GoogleがMac用のカレンダーのデスクトップアプリを配布していないため、ブラウザでGoogleカレンダーを開くか、Macに最初から入っているカレンダーアプリにGoogleアカウントを接続するかの2通りになる。接続の手順はGoogleのヘルプに載っている。
パソコンで Apple カレンダー を開きます。画面左上の [カレンダー] [環境設定] の順にクリックします。[アカウント] タブをクリックします。 出典: support.google.com
パソコンを中心にするなら、予定の置き場所から決め直す
ここまでを踏まえると、次に決めることは道具の名前ではなく置き場所になる。他人との共有が発生する予定はどこにあるのか、パソコンで見る画面はどれにするのか、その2つを決めてから道具を選ぶと選択肢が一気に減る。Mac用のカレンダーアプリで何がどこまで扱えるのかはできることにまとまっており、日々の操作の流れは使い方で順に追える。
手帳型のアプリから移る人がいちばん惜しく感じるのは、思い付いたことをその場で書き込める気軽さだ。パソコン側でもこの手数を落とさないことが続けられるかどうかを決める。話し言葉のまま書いて日時を解釈させる方式は、その気軽さに近い形で、具体的な入力の手順は予定の入れ方で確認できる。
外出が多い働き方なら、移動時間を予定として持たせる扱いを整理した移動時間が効いてくる。候補を機能と料金で見比べる段階では他のカレンダーとの比較が出発点になり、費用の形は購入で確認できる。移行前に出やすい細かい疑問はよくある質問にまとめてある。
パソコン向けの提供が終わったことは戻せないが、置き場所を決め直す機会にはなる。共有する予定の在り処を1つに決め、パソコン側の受け皿を接続し、データを外に出せるかを確かめる。この順で選べば、次に同じことが起きても同じ作業を繰り返さずに済む。
よくある質問
ライフベアのパソコン版はいつ終わったのですか?
パソコンに向けて提供されていたWeb版は、2025年12月15日(月)の23時59分をもって提供を終えています。先行して2025年9月には12月中旬で終了する予告が出ていました。理由はスマートフォンアプリ版の開発と改善に力を集中するためと説明されており、再びWeb版を提供する計画は現状ないと回答されています。
Web版が終わるとこれまでのデータは消えますか?
消えません。公式の案内では終了対象はWeb版のみで、iOSとAndroidのスマートフォンアプリ版は引き続き利用でき、これまでのデータもそのまま使えると明記されています。Web版にあった機能についても、細かな部分を除きほとんどすべてがアプリ版で利用できると回答されています。
予定やノートをまとめて他のアプリに移せますか?
公式のヘルプでは、印刷やデータの出力(エクスポート)の機能はないと案内されています。印刷したい場合はスクリーンショットを撮って画像を印刷する方法が示されています。移行するときは、今後の予定だけを新しい置き場所に入れ直し、過去の記録は参照用として残す進め方が現実的です。
アプリに入れた予定をパソコンのGoogleカレンダーで見られますか?
予定を作るときにどのカレンダーを選んでいたかで変わります。「Lifebearカレンダー」を選んで作った予定はアプリの中だけに表示され、iOSカレンダーにも外部カレンダーにも反映されません。過去の予定をGoogleカレンダーに切り替える機能もないため、まず手元の予定がどちらに入っているかを確認してください。