デスクトップにカレンダーを表示する方法|Windows・Macの無料の表示場所
デスクトップにカレンダーを表示する方法は、パソコンの種類と「常に見えている必要があるか」で決まります。Windows 11は標準機能だけだと、タスクバーの時計をクリックしたときに開くカレンダーと、Win+Wで呼び出すウィジェットボードまでで、壁紙の上に常時表示するには無料の追加ソフトが要ります。Macは標準のウィジェットをデスクトップに直接配置できるので、追加の費用なしで常時表示まで届きます。
Googleカレンダーの予定まで出したいなら、もう1段の設定が加わります。この記事では、Windows・Macそれぞれの無料の表示方法を手順の順に並べ、Googleカレンダーをブラウザのタブから独立させる方法と、予定が映らないときに確かめる場所までを整理します。各社の公式ページの記載は2026年10月18日に確認した内容です。
先に決めること:常時表示か、呼び出しか
デスクトップのカレンダーは、表示のされ方で3つに分かれます。どれを選ぶかで、使う機能もソフトも変わります。
- 常時表示。壁紙の上にウィジェットとして配置し、ウインドウを動かせばいつでも見える状態。今日の予定を作業中に何度も確かめる人向け
- 呼び出し。キーやクリックで一時的に開くパネル。日付や曜日を確かめる用途なら、これで足ります
- ウインドウ。カレンダーのアプリやWebページを開いたままにする方法。週や月の予定を広く見られる一方で、他のウインドウの後ろに回ります
判断の目安は、1日に何回見るかです。数回で済むなら呼び出し型で十分で、設定の手間もかかりません。会議と作業が細かく入れ替わる日が多く、次の予定まで何分あるかを常に意識したいなら、常時表示が合います。週の配置を見ながら予定を組み替えるなら、ウインドウ型を外部ディスプレイに出すのが現実的です。
もう1つ決めておくのは、予定のデータをどこに持っているかです。日付だけ出すなら、どのソフトでも同じです。Googleカレンダーの予定を出したい場合は、そのソフトがGoogleアカウントに接続できるか、またはOSのカレンダーアプリ経由で読めるかを確かめる必要があります。ここを見落とすと、月の枠だけが表示されて予定が1件も出ない状態になります。
Windowsのデスクトップにカレンダーを表示する方法
Windows 11で最初に試すのは、標準の2か所です。タスクバー右端の日付と時刻をクリックすると、月のカレンダーが開きます。もう1つがWin+Wで開くウィジェットボードで、予定の一覧を出すカレンダーのウィジェットを追加できます。どちらも呼び出し型で、閉じれば見えなくなります。
壁紙の上に常時表示したい場合は、追加のソフトを使います。無料で長く使われているのは次の2つです。
- GadgetPack(旧称8GadgetPack)。Windows 7にあったガジェットの仕組みをWindows 11と10で使えるようにするソフトで、公式サイトは無料と明記しています。付属のカレンダーガジェットで、月のカレンダーをデスクトップに出せます
- Rainmeter。デスクトップに「スキン」と呼ぶ表示部品を配置するソフトです。公式サイトによれば、2001年2月からGNU GPL v2のオープンソースとして無料で配布されており、2026年10月12日に4.5.28が公開されています
Rainmeterは見た目の自由度が高い反面、予定まで出すには設定の手間がかかります。Windows向けウィジェットアプリの開発元は、その仕組みを次のように説明しています。
一部の Rainmeter スキンは WebParser プラグインを使い、Google カレンダーの iCal(.ics)フィードを取得して予定を表示します。設定はやや複雑ですが、実際の予定データをデスクトップに表示できます。 出典: themia.app
同じページでは、自社のThemiaについて、無料プランはウィジェット10個、画面2つ、1台までで、上限を外すPro版は19ドルの買い切りと案内しています。GoogleやOutlookのアカウントに直接接続して予定を出す種類のソフトは、iCalのURLを手で設定する手間がない代わりに、無料の範囲に上限があるものが多い、という傾向です。
Macのデスクトップにカレンダーを表示する方法
Macは標準のウィジェットで常時表示ができます。AppleのMacユーザガイドに沿うと、手順は次のとおりです。
- Controlキーを押したまま壁紙をクリックし、「ウィジェットを編集」を選ぶ
- ウィジェットギャラリーで「カレンダー」を探す
- クリックすると自動で配置され、デスクトップへドラッグすると好きな位置に配置できる
- 配置したら、ギャラリー右下の「完了」をクリックする
サイズは、配置したウィジェットをControlキーを押しながらクリックすると変更できます。大きいサイズほど、その日の予定が多く並びます。
ウインドウを広げて使う人は、ウィジェットが隠れる場面が多くなります。同じガイドによれば、壁紙をクリックすると開いているウインドウが画面の外へ移動してウィジェットが見えます。この動きが不要なら、システム設定の「デスクトップとDock」で「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」を「ステージマネージャ使用時のみ」に変更できます。同じ画面の「デスクトップ上のウィジェットを淡色表示」は、作業中にモノクロへ切り替わる設定で、「しない」を選ぶと常にフルカラーで表示されます。
もう1つの場所が通知センターです。メニューバーの日付と時刻をクリックすると開き、下部の「ウィジェットを編集」からカレンダーを追加できます。全画面のウインドウに隠されない点で、確実さは通知センターのほうが上です。
メニューバーに小さく常駐させる無料ソフトもあります。Itsycalは公式サイトで自分を次のように紹介しています。
Itsycal is a tiny menu bar calendar. 出典: mowglii.com
Itsycalの公式サイトによれば、Macのカレンダーアプリと連携して予定を表示・作成でき、最大2か月を同時に表示できます。
Googleカレンダーをデスクトップに出す方法
Googleカレンダーは、パソコン向けの専用アプリが提供されていません。ブラウザのタブで開く代わりに、独立したアプリのように扱う方法が2つあります。
Chromeの場合は、Googleカレンダーを開いた状態で右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。手順はChromeのヘルプにあります。WindowsでもMacでも同じ手順で、タスクバーやDockから単独のウインドウとして開けます。
Safariの場合は、macOS Sonoma 14以降で、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選びます。Appleのサポート記事によれば、作ったWebアプリはSafariと履歴やCookieを共有せず、ログイン項目に追加すると、Macにログインしたときに自動で開きます。
このWebアプリ型には、知っておくべき制約が2つあります。1つは、通信が切れたときの動きです。Googleカレンダーのヘルプによれば、オフライン カレンダーをオンにしたChromeでは、過去4週間と今日以降の予定を表示できますが、オフラインの間は予定の作成や編集ができません。もう1つは通知で、デスクトップ通知はカレンダーを開いている間に出る仕組みのため、ウインドウを閉じると届きません。
予定が表示されないときに確かめる場所
月の枠は出るのに予定が空のまま、という状態は、設定の順番で起きていることがほとんどです。
Macのウィジェットとメニューバーのソフトは、どちらもMacのカレンダーアプリが持っている予定を読みに行きます。Googleカレンダーをブラウザでしか開いていない場合、カレンダーアプリ側にアカウントが1件も無いため、ウィジェットは空になります。カレンダーアプリのメニューで「カレンダー」から「アカウントを追加」を選び、Googleを選んで接続すると、ウィジェット・通知センター・メニューバーのソフトに同時に反映されます。
接続しても一部のカレンダーだけが出ない場合は、Google側の同期対象を確かめます。Googleカレンダーのヘルプによれば、自動で同期されるのは「マイカレンダー」に表示されているカレンダーと誕生日で、それ以外は「カレンダーの同期」のページでオンにする必要があります。同じページには、予定のメール通知や会議室の予約はAppleのカレンダーでは使えない、とも書かれています。
Windowsの追加ソフトでも、同じ種類の行き違いが起きます。Themiaの説明では、既定で対象になるのは各アカウントのメインのカレンダーだけで、祝日などのカレンダーは設定パネルで個別に有効にする仕組みです。共有されたカレンダーや祝日が出ないときは、ソフト側の表示対象を先に確かめると早く片づきます。
表示方法の比較
ここまでの方法を、費用と見え方で並べます。費用は2026年10月18日時点の各公式ページの記載です。
| 方法 | OS | 費用 | 見え方 | Googleの予定 |
|---|---|---|---|---|
| タスクバーの時計 | Windows 11 | 無料 | クリックで開く | 出ない |
| ウィジェットボード | Windows 11 | 無料 | Win+Wで開く | アカウント次第 |
| GadgetPack | Windows 11・10 | 無料 | 常時表示 | 月の枠のみ |
| Rainmeter | Windows | 無料 | 常時表示 | iCalの設定で表示 |
| デスクトップのウィジェット | Mac | 無料 | 常時表示 | カレンダーアプリ経由で表示 |
| 通知センター | Mac | 無料 | クリックで開く | カレンダーアプリ経由で表示 |
| Webアプリ化 | 両方 | 無料 | ウインドウ | 表示・編集できる |
日付と曜日を確かめたいだけなら、標準機能の範囲で終わります。予定まで常時表示したい場合、Macは標準のウィジェットで届き、Windowsは追加ソフトの設定が必要になる、というのがこの比較から読み取れる差です。
表示の先にある、予定を入れる手間
デスクトップにカレンダーを出すと、予定を確かめる手間は減ります。一方で、検索する人の多くが詰まっているのは、見ることより入れることのほうです。ウィジェットは表示専用で、クリックするとカレンダーアプリが開き、そこで日時と場所を入力し直す流れになります。会議の連絡が来るたびにこの往復が発生すると、表示を整えても予定の管理は軽くなりません。
Macで予定を入れる回数が多いなら、入力の速さを基準にカレンダーアプリを選ぶ方法があります。このサイトの開発元が作っているMac用のカレンダーアプリは、Googleカレンダーと同期し、どのアプリを使っていても⌃⌥Spaceで入力欄を出して、「明日15時 商談 @渋谷 zoom」のような一文で予定を作れます。メニューバーに次の予定とミニ月カレンダーを常駐させる機能もあり、機能の一覧はできることにまとまっています。
費用の面では、話し言葉と音声で予定を入れられる機能は、14日間の体験期間のあとも無料版で使い続けられます。ライセンスが必要になるのは、書類からの一括取り込み、予約ページの発行、複数カレンダーへの同時登録の3つで、条件は購入のページに記載されています。他のカレンダーアプリとの料金と機能の違いは他のカレンダーとの比較で確かめられます。
よくある質問
Windows 11だけで、壁紙の上にカレンダーを常時表示できますか?
標準機能だけでは常時表示になりません。タスクバーの時計をクリックしたときのカレンダーと、Win+Wで開くウィジェットボードは、どちらも呼び出したときだけ表示されるパネルです。壁紙の上に置いたままにするには、GadgetPackやRainmeterのような無料の追加ソフトを使います。
Macのカレンダーウィジェットに予定が1件も出ないのはなぜですか?
Macのカレンダーアプリにアカウントが登録されていないことが主な原因です。ウィジェットはカレンダーアプリの予定を表示する仕組みのため、Googleカレンダーをブラウザでしか使っていないと空になります。カレンダーアプリの「アカウントを追加」からGoogleを接続すると表示されます。
Googleカレンダーのパソコン用アプリはありますか?
Googleはパソコン向けの専用アプリを提供していません。Chromeの「ページをアプリとしてインストール」か、Safariの「Dockに追加」を使うと、ブラウザのタブから独立したウインドウとして開けます。Safariの方法はmacOS Sonoma 14以降が必要です。
デスクトップのカレンダーをインターネットにつながっていない状態でも見られますか?
Macの標準ウィジェットは、カレンダーアプリが取得済みの予定を表示します。Googleカレンダーをブラウザで使う場合は、Chromeでオフライン カレンダーをオンにすると、過去4週間と今日以降の予定を表示できます。オフラインの間は予定の作成と編集はできません。