Fantasticalの代わりになるもの|手放してよい機能

Fantasticalの代替を探しているなら、最初に決めるのは、サブスクリプションの支払いをやめたいのか、それとも機能に不満があるのかです。支払いをやめたいだけなら、Fantasticalの無料版に戻すか、1回払いのBusyCal、無料のNotion Calendar、Macに最初から入っている「カレンダー」が候補になります。機能に不満があるなら、手放したくない機能を1つ決めて、それを持つアプリを選ぶのが近道です。

この記事では、Fantasticalの有料版で使える機能を1つずつ取り出し、代わりの道具ごとに残るものと消えるものを並べます。料金と機能の範囲は、2026年10月18日に各社の公式ページを開いて確かめた値です。このサイトは、Mac用のカレンダーアプリの開発元が運営しています。比べる相手には、その開発元の製品も含まれます。

Fantasticalの無料版と有料版の境目

代わりを探す前に、Fantasticalのどこまでが無料で、どこからが有料なのかを押さえておくと、乗り換えが要らないと分かることもあります。Flexibitsの料金ページの機能表では、無料版に次の機能が入っています。

  • iCloud、Google、Exchangeのアカウントの追加
  • 話し言葉による予定とタスクの入力
  • 日、週、月、四半期、年の全画面表示
  • iCloudのリマインダーとTodoistのタスクの表示
  • ウィジェットと、3日分の天気の予報

一方、次の機能はPremiumに入っています。

  • カレンダーセットの複数化と自動の切り替え
  • 移動時間と、出発すべき時刻の通知
  • 会議リンクの検出と参加ボタン
  • 出欠の返信(RSVP)と、日程調整のOpenings
  • 予定ごとの招待者の人数の上限なし(無料版は1人まで)

Mac App Storeの掲載ページでは、アプリ内課金として「Flexibits Premium」の1,000円と10,000円の項目が並んでおり、体験期間は14日間です。つまり、話し言葉で予定を入れる入力が気に入って使っているだけなら、無料版に戻しても日々の入力は変わりません。代わりを探す必要があるのは、上のPremiumの機能のどれかを毎日使っている人です。

手放したくない機能から代わりを選ぶ

Fantasticalを有料で使ってきた人が、代わりのアプリに求める機能は、おおむね次の4つに分かれます。

  • 話し言葉で予定を入れる入力
  • 会議の参加ボタンと移動時間
  • 相手に空き時間を選んでもらう日程調整
  • カレンダーセットによる表示の切り替え

この4つのうち、毎日使っているものを1つか2つに絞ります。4つすべてを持つアプリを探すと、結局サブスクリプションの高いアプリに戻ることになります。反対に、話し言葉の入力だけが大事だと分かれば、Fantasticalの無料版で足ります。会議の参加ボタンが大事なら、メニューバー型の無料アプリでも代わりになります。日程調整が大事なら、Googleカレンダーの予約スケジュールやCalendlyのような単独の道具を、普段のカレンダーと組み合わせる選び方もあります。

代わりの候補と、2026年10月時点の料金

Macで使える主な候補を、料金の方式と、Fantasticalから移ったときに残る機能で並べます。

アプリ 料金(2026年10月18日に公式ページで確認) Fantasticalから移って残る主な機能
Fantastical 無料版 無料 話し言葉の入力、全画面の各表示、タスク
カレンダー(Mac標準) 無料 複数アカウント、場所と移動時間、リマインダー
Notion Calendar 無料 GoogleとiCloudの予定、Notionとの連携
BusyCal 49.99ドル Mac向けの細かい表示設定、14日間の体験あり
Morgen 個人の年払いで月15ドル、月払いで月30ドル 複数カレンダーとタスクの統合、14日間の体験あり
Vimcal 個人の年払いで月25ドル(年300ドル)、月払いで月35ドル 会議の多い人向けの操作

BusyCalは、公式ページに「Buy $49.99 USD」とあり、対応はmacOS 12.0以降、14日間の無料体験があります。Setappでも配布されています。サブスクリプションをやめたい人にとって、もっとも素直な乗り換え先です。

Notion Calendarは無料で、macOSとWindows、iPhone、Androidで使えます。ただし、連携できるカレンダーに限りがあります。

現在Notionカレンダーは、Google カレンダーアカウントおよびAppleのiCloud同期カレンダーと統合、同期します。Outlookなどの他のカレンダープロバイダーも、サポート対象とできるよう対応予定です。 出典: notion.com

FantasticalではExchangeのアカウントを追加できたので、職場の予定がMicrosoft 365にある人は、Notion Calendarに移るとその予定が見えなくなります。

Morgenには無料プランがなく、14日間の体験のあとは個人の年払いで月15ドルです。Vimcalの個人向けは年払いで月25ドル、月払いで月35ドルで、無料プランはiPhone向けの基本機能に限られます。どちらもFantasticalより高い価格帯なので、支払いを減らしたい人の乗り換え先にはなりません。

移っても困らない機能と、代わりが見つかりにくい機能

候補が絞れたら、いまFantasticalで使っている機能を3つに分けておくと、乗り換えたあとの戸惑いが減ります。

1つめは、標準の道具に同じ働きがあるものです。複数のアカウントの予定をまとめて見る機能、日時を付けたリマインダーを予定と並べる機能、予定に場所と移動時間を入れる機能は、Macの「カレンダー」にもあります。Appleのカレンダーユーザガイドに、それぞれの手順が載っています。

2つめは、形を変えれば置き換えられるものです。カレンダーセットは、Macの「カレンダー」ではサイドバーでカレンダーごとに表示と非表示を切り替える操作で近い使い方ができます。日程調整のOpeningsは、Googleカレンダーの予約スケジュールで代えられます。ただしGoogleのヘルプには、予約スケジュールの一部の機能にはGoogle WorkspaceかGoogle Oneの契約が要ると書かれています。

3つめは、代わりが見つかりにくいものです。話し言葉で一文を書くだけで日時と場所と通知まで読み取る入力は、Macの「カレンダー」では限られます。会議リンクを見分けて予定の横に参加ボタンを出す機能も、標準のアプリにはありません。この2つを毎日使っているなら、乗り換え先はこの2つを持っているアプリに絞る必要があります。

乗り換えの手順と、予定が消えない理由

Fantasticalは、予定そのものを自分のサーバーに置くアプリではありません。iCloud、Google、Exchangeのアカウントに入っている予定を表示しているだけなので、Fantasticalをやめても予定は各アカウントに残ります。乗り換えの手順は次のとおりです。

  1. Fantasticalの設定で、追加しているアカウントの一覧を控える
  2. 乗り換え先のアプリに、同じアカウントを追加する
  3. カレンダーごとの色と、表示するカレンダーの組み合わせを作り直す
  4. 予定ごとに付けていた通知の時刻が、乗り換え先でも同じか確かめる
  5. App Storeで契約している場合は、「サブスクリプション」の管理画面でPremiumの自動更新を止める

気をつけたいのは3と4です。カレンダーセットや予定のテンプレートのように、Fantasticalの中にだけ保存されている設定は引き継がれません。毎朝見ている表示の組み合わせがあるなら、乗り換える前に画面を撮っておくと作り直しが早く済みます。

使い方別に見た、代わりの決め方

ここまでの内容を、使い方ごとに当てはめると次のようになります。

  • 個人の予定が中心で、話し言葉の入力だけを使っている人は、Fantasticalの無料版に戻すのがもっとも手間がかかりません。アカウントの追加もやり直さずに済みます。
  • サブスクリプションをやめたいが、Mac向けの細かい表示設定は残したい人は、1回払いのBusyCalが候補です。14日間の体験で、毎朝見ている表示が作れるかを先に確かめます。
  • 予定がGoogleとiCloudだけで、Notionで仕事の資料を管理している人は、無料のNotion Calendarが合います。Notionのページを予定に結び付けられるのが利点です。
  • 職場の予定がMicrosoft 365にある人は、Exchangeのアカウントを追加できるMacの「カレンダー」か、Exchangeに対応した有料のアプリから選びます。
  • 会議が1日に何件もあり、参加ボタンと移動時間が手放せない人は、その2つを無料の範囲に含むアプリがあるかを先に探します。

どの場合も、乗り換え先の体験期間のうちに、普段の1週間をそのアプリだけで過ごしてみると、足りない機能がはっきりします。体験期間が終わってからFantasticalの自動更新を止めれば、予定を見られない日は生まれません。

話し言葉の入力と会議ボタンを残す、もう1つの選び方

Googleカレンダーで予定を管理していて、話し言葉の入力と会議の参加ボタンを手放したくない人には、Googleカレンダーと同期するMac用のカレンダーアプリという選び方もあります。その1つは、14日間の体験のあとも無料版として使い続けられ、無料版のままで次の機能が使えます。

  • 話し言葉と音声で予定を入れられる入力と、どのアプリからでも呼び出せるクイック入力
  • Zoom、Google Meet、Teams、Webexのリンクを見分けて出す参加ボタン
  • 住所から移動の時間を計算し、出発すべき時刻に知らせる通知
  • カレンダーセットの保存と切り替え

ライセンスが要るのは、書類やWebページからの予定の取り込み、予約ページの発行、複数のカレンダーへの同時登録の3つで、料金は月額、年額、買い切りから選べます。上の表のFantasticalのPremiumの機能のうち、会議ボタン、移動時間、カレンダーセットが無料版に入っている、という線の引き方です。対応はmacOS 14以降で、Googleカレンダーとの同期が前提になります。Exchangeのアカウントを直接追加する使い方には向きません。

機能の一覧はできることに、無料版と有料の機能の境目と料金は購入にまとまっています。FantasticalやBusyCalを含む10本のMac向けカレンダーを、3年間に払う総額で並べた表は他のカレンダーとの比較で見られます。一文での予定の入れ方は予定の入れ方で確かめられます。

よくある質問

Fantasticalの無料版でも話し言葉の入力は使えますか?

使えます。Flexibitsの料金ページの機能表では、話し言葉による予定とタスクの入力は無料版に含まれています。無料版で使えないのは、会議リンクの検出と参加ボタン、移動時間と出発時刻の通知、カレンダーセットの複数化、出欠の返信、日程調整のOpeningsなどです。入力だけを使っているなら、Premiumをやめて無料版に戻す選び方もあります。

Fantasticalをやめると予定は消えますか?

消えません。Fantasticalは、iCloud、Google、Exchangeのアカウントに入っている予定を表示するアプリなので、予定そのものは各アカウントに残ります。ただし、カレンダーセットやテンプレートのように、Fantasticalの中にだけ保存されている設定は引き継がれません。乗り換え先のアプリで、表示の組み合わせを作り直す必要があります。

買い切りで使えるFantasticalの代わりはありますか?

BusyCalは公式ページで49.99ドルの購入と案内されており、14日間の無料体験があります。ほかに、無料で使えるものとしてMacの「カレンダー」とNotion Calendarがあります。Notion Calendarは2026年10月18日の時点でOutlookの予定に対応していないため、職場の予定がMicrosoft 365にある人は注意が必要です。

Fantasticalのサブスクリプションはどこで解約しますか?

App Storeで購入した場合は、App Storeの「アカウント」から「サブスクリプション」を開き、Fantasticalの自動更新を止めます。期間の終わりまではPremiumの機能を使え、そのあとは無料版に戻ります。App Store以外の経路で契約した場合は、その契約の窓口で手続きします。乗り換え先を体験期間で試してから止めると、空白の期間ができません。

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