iCloudカレンダーの料金|無料でできる範囲とiCloud+で変わること 2026
iCloudカレンダーそのものに料金はかかりません。 Apple Accountでサインインすると、iCloudの保存容量5GBが無料で付き、カレンダーの作成、予定の同期、ほかの人との共有はこの無料の範囲で使えます。 料金が関係してくるのは、写真やバックアップで5GBが足りなくなったときに契約するiCloud+と、iCloud+にだけ付く一部の機能です。 この記事では、2026年10月18日にAppleの公式ページで確かめた日本の月額を示したうえで、カレンダーを使う人がどの場面で支払いを考えればよいかを順に整理します。
2026年10月時点のiCloud+の料金
最初に、検索した人がいちばん知りたい金額を並べます。 AppleのiCloud+のページと、サポートのiCloud+のプランと料金で、2026年10月18日に確かめた日本の月額です。 12か月の合計は月額を12倍して計算したもので、Appleが年払いのプランを出しているわけではありません。
| プラン | 月額 | 12か月の合計 |
|---|---|---|
| iCloud 5GB | 無料 | 0円 |
| iCloud+ 50GB | 180円 | 2,160円 |
| iCloud+ 200GB | 540円 | 6,480円 |
| iCloud+ 2TB | 1,800円 | 21,600円 |
| iCloud+ 6TB | 5,500円 | 66,000円 |
| iCloud+ 12TB | 11,000円 | 132,000円 |
どのプランも、ファミリー共有に参加している家族と追加料金なしで分けられます。 Appleのページでは、あなた以外の家族5人までと共有できると説明されています。 家族6人で200GBを分けるなら、1人あたりの負担は月額90円です。 一人ひとりの写真や書類は別々に保存され、家族の間でも中身は見えません。
この表のどの行にも「カレンダー」という言葉は出てきません。 iCloud+の料金は保存容量とプライバシー関連の機能に対する料金で、カレンダーの機能はどのプランでも同じです。
無料のままでできるカレンダーの機能
無料の5GBのままで、カレンダーについて困ることはほとんどありません。 予定のデータは文字だけでできていて、写真やバックアップと比べると使う容量はごくわずかです。
無料で使える主な機能は次のとおりです。
- iPhone、iPad、Mac、iCloud.comの間での予定の同期
- 家族や同僚とのカレンダーの共有(相手に予定の追加や変更を許すか、表示だけにするかを選べる)
- URLを知っている人なら誰でも見られる公開カレンダー
- 共有カレンダーが変更されたときの通知
共有の手順は、AppleのiPhoneでiCloudカレンダーを共有するに書かれています。 共有する相手は、連絡先にメールアドレスが登録されている必要があります。 公開カレンダーにする場合は「公開カレンダー」をオンにしてから「リンクを共有」でURLを送ります。 共有された側が変更するたびに通知が来て煩わしいときは、「通知をカスタマイズ」で「共有カレンダーの変更」をオフにできます。
共有相手がiPhoneを使っていなくても、公開カレンダーのURLであれば、Googleカレンダーなど他のカレンダーから購読できます。 家族の予定を表示だけで伝えたい、という用途であれば、ここまでで料金は発生しません。
iCloud+で変わること、変わらないこと
iCloud+を契約すると、保存容量のほかに次の機能が使えるようになります。 Appleのサポートページに並んでいる項目は、iCloudプライベートリレー、メールを非公開、カスタムメールドメイン、Appleインビテーション、HomeKitセキュアビデオです。
この中で予定の管理に近いのは、Appleインビテーションです。 誕生日会や食事会のような催しの招待状を作り、参加の返事を集めるアプリで、Appleの説明では、招待状の作成とイベント管理のすべての機能はiCloud+の契約者向けになっています。 招待状を作って人を集める側になる人は、iCloud+が必要になる場面があります。
カスタムメールドメインも、仕事で予定を扱う人には関係します。 自分のドメインのメールアドレスをiCloudメールで使えるようになるため、そのアドレスで予定の招待を送ったり受けたりできます。
一方で、契約しても変わらないこともはっきりしています。
- カレンダーの作成や予定の同期の仕組みは、無料でもiCloud+でも同じ
- 共有できる相手やカレンダーの表示の種類は増えない
- Googleカレンダーや仕事用のカレンダーとの連携の仕方は変わらない
カレンダーの使い勝手を良くしたいという理由でiCloud+を契約しても、画面は何も変わりません。 支払いを考えるのは、容量が足りないときか、上の機能を使いたいときです。
容量が足りなくなると何が止まるか
カレンダーと料金が実際に結びつくのは、iCloudの容量が上限に達したときです。 AppleのApple製デバイスでiCloudストレージを管理するには、次のように書かれています。
iCloudストレージが容量不足になると、デバイスがiCloudにバックアップされなくなり、新しい写真やビデオもiCloud写真にアップロードされなくなります。iCloud Driveやその他のiCloudアプリがデバイス間で同期されなくなり、iCloudメールアドレスでのメールの送受信ができなくなります。 出典: support.apple.com
この説明はカレンダーを名指ししていませんが、「その他のiCloudアプリ」の同期が止まると書かれている以上、iPhoneで入れた予定がMacに届かないといった症状が出たときは、まず容量を疑う価値があります。 予定そのものは小さくても、写真やバックアップで5GBを使い切れば、同じ容量を分け合っているカレンダーも巻き添えになります。
予定の管理だけを考えた場合、外部の解説記事も同じ点を注意しています。
一方で、写真、端末バックアップ、メール添付ファイルなどで容量が足りない場合はiCloud+へのアップグレードが必要です。 出典: jicoo.com
容量を空ける手順もAppleのページにあります。 Macでは、アップルメニューから「システム設定」を選び、ユーザ名、「iCloud」の順にクリックし、「管理」から「バックアップ」を選ぶと、使わなくなった端末のバックアップを削除できます。 iPhoneでは「設定」で自分の名前、「iCloud」と進むと「あなたへのおすすめ」があり、大きなファイルや古いバックアップの候補が表示されます。
プランを下げる前に確かめること
iCloud+を解約したり、200GBから50GBへ下げたりするときも、確かめる点は容量です。 下げたあとの上限より使用量が多いままだと、上の引用と同じ容量不足の状態になり、同期やバックアップが止まります。 手続きの前に、使用量を新しい上限より少なくしておく必要があります。
Appleの同じページには、空き容量を作るときの注意も書かれています。 1つは、iCloudで作成したバックアップは、iCloudバックアップを無効にした後も180日間は利用できることです。 すぐに容量が空くわけではないので、プランを下げる直前ではなく、余裕を持って整理を始めます。 もう1つは、写真の「最近削除した項目」は通常iCloudの容量を使わない一方で、上限を超えた状態では削除した写真やビデオがただちに削除され、復元できなくなることです。 容量が上限を超えてから慌てて写真を削除すると、取り戻せなくなる場合があります。
カレンダーの予定だけを残したい人であれば、無料の5GBでも容量はまず足ります。 プランを下げるかどうかは、写真とバックアップをどこに保存するかで決まります。
Apple Oneに含まれる場合
iCloud+は、AppleのサービスをまとめたApple Oneにも含まれています。 2026年10月18日時点で、個人プランは月額1,350円で、iCloud+ 50GB、Apple TV、Apple Music、Apple Arcadeが付きます。 ファミリープランは月額2,500円で、iCloud+ 200GBと同じ3つのサービスが付き、家族5人までと共有できます。
すでにApple MusicやApple TVを契約している人は、Apple Oneの中にiCloud+が入っていないかを先に確かめます。 別にiCloud+を契約していると、同じ容量に二重に支払っていることがあります。 Appleのページには、iCloud+のサブスクリプションとApple Oneを組み合わせて、より大きな容量を利用することもできると書かれています。 カレンダーのために判断するのであれば、Apple Oneに乗り換えるかどうかはカレンダーとは関係なく、音楽や映像のサービスを使うかどうかで決めて差し支えありません。
払うかどうかを決める3つのステップ
ここまでの内容を、手順にまとめます。
ステップ1 いまの使用量を見る
iPhoneなら「設定」で自分の名前、「iCloud」と進むと、使用量が色分けで表示されます。 5GBのうちカレンダーが占める割合は小さく、多くの場合、写真とバックアップがほとんどを占めています。
ステップ2 足りないなら、まず空けられるかを見る
古い端末のバックアップが残っていれば、それを削除するだけで足りることがあります。 写真を残したいのであれば、空けるのは難しく、iCloud+の50GBか200GBが現実的な選択肢になります。
ステップ3 家族で分けられるかを見る
家族がそれぞれ50GBを契約しているなら、200GBを1つ契約して共有したほうが合計は安く済みます。 4人がそれぞれ50GBを契約すると月額の合計は720円、200GBを1つにまとめると月額540円です。
Googleカレンダーと一緒に使う場合
仕事の予定はGoogleカレンダー、家族の予定はiCloudカレンダーと分けている人は少なくありません。 この使い方でも、料金の面では追加の支払いは生じません。 困るのは料金ではなく、2つのカレンダーを行き来して空き時間を確かめる手間です。
Macに入っているカレンダーアプリには、GoogleアカウントとiCloudの両方を登録して、1つの画面に並べられます。 Googleカレンダーと同期するMac用のカレンダーアプリの中には、Macのカレンダーアプリに登録したiCloudのカレンダーも合わせて表示できるものがあります。 たとえば使い方で手順を説明しているアプリでは、サイドバーの「この Mac のカレンダーを使う」を押してアクセスを許可すると、iCloudの予定がGoogleの予定と同じ画面に並びます。 予定の作成や変更、移動時間の計算までは無料版で使えることが購入のページに書かれています。 ほかのカレンダーアプリとの料金の違いは、他のカレンダーとの比較で3年間に支払う金額として並べています。
iCloudカレンダーの料金は、カレンダーのためではなく、容量と付属機能のために払うものです。 カレンダーの使い勝手に不満があるときは、契約するプランではなく、予定を見る画面のほうを見直すのが近道です。
よくある質問
iCloudカレンダーを使うのに料金はかかりますか?
かかりません。Apple Accountでサインインすると5GBの保存容量が無料で付き、予定の同期や家族との共有はこの範囲で使えます。料金が発生するのは、写真やバックアップで容量が足りなくなり、iCloud+を契約する場合です。2026年10月18日時点のiCloud+は、50GBが月額180円からです。
iCloud+を解約すると、カレンダーの予定は削除されますか?
iCloud+をやめても、カレンダーの機能そのものは無料の範囲で使い続けられます。注意が必要なのは、解約後に使用量が無料の5GBを超えている場合です。Appleは、容量不足になるとiCloud Driveやその他のiCloudアプリがデバイス間で同期されなくなると説明しています。解約の前に使用量を5GB未満に減らしておくと安心です。
家族とカレンダーを共有するにはiCloud+が必要ですか?
必要ありません。iCloudカレンダーの共有は無料で使えます。共有する相手の連絡先にメールアドレスが登録されていれば、予定の追加や変更を許すか、表示だけにするかを選んで共有できます。iCloud+のファミリー共有は保存容量を家族で分ける仕組みで、カレンダーの共有とは別のものです。
予定が他の端末に反映されないのは料金のせいですか?
料金そのものが原因ではありませんが、容量不足が原因のことはあります。iCloudの容量が上限に達すると、iCloudアプリの同期が止まるとAppleは説明しています。iPhoneの「設定」で自分の名前、「iCloud」と進んで使用量を確かめ、上限に近ければ古いバックアップの削除か、iCloud+の契約を検討してください。