google calendar mac download|落とせるものと確かめる点
google calendar mac downloadで検索すると、探しているものが見つからないまま、見覚えのない会社のアプリと「今すぐダウンロード」のボタンばかりが並びます。検索の調子が悪いわけではありません。落とせるものが最初から存在しないためです。
この記事では、ダウンロードという言葉が実際には何を指しているのかを分けたうえで、入れる前に確かめる点と、予定そのものをファイルとして手元に落とす方法までを整理します。読み終えたときに、何かを入れるべきなのか、設定だけで済むのかが決められる状態を目指します。
落とせない、という説明は公式に書かれている
まず前提を確かめておきます。パソコン向けのアプリを配っていないことは、ヘルプに明記されています。
パソコンにカレンダーをダウンロードしてインストールすることはできませんが、オフラインで使用することは可能です。 出典: support.google.com
スマートフォン向けにはアプリが配られていて、パソコン向けにはブラウザで開く画面が用意されている、という作りです。同じヘルプでは、対応しているブラウザで開くことと、オフラインでの使い方が案内先として並べられています。つまり、パソコン側の想定はブラウザで完結する形になっていて、その延長線上に「落とす」という段階が置かれていません。したがって、検索結果の上のほうに並ぶMac用のアプリはすべて別の会社が作ったもので、公式のものが埋もれているわけではありません。ここを取り違えたまま探し続けると、時間だけが減ります。
「ダウンロード」が指している中身は3つある
同じ言葉で検索していても、必要としているものは分かれます。
1つめは、タブから独立した窓です。ブラウザのタブが30枚も開いている状態で予定表を探すのが面倒で、Dockのアイコンから一発で開きたい、という要求です。
2つめは、アカウントを持つアプリです。ブラウザを閉じても通知が鳴り、電波の無い場所でも今週の予定が読める状態がほしい、という要求になります。
3つめは、データそのものです。予定をファイルとして書き出して、控えを取る、別のサービスへ移す、同じ環境を使っていない相手に渡す、といった用途です。
検索結果に他社製のアプリが並ぶのは、この3つのうち2つめの要求が実在していて、それに応える製品が実際に作られているからです。表示されているものが偽物だという話ではなく、探している名前と、出てくる製品の作り手が一致していないだけです。前提を知ったうえで見れば、比較の対象として普通に検討できます。
この3つは、それぞれ別の手順で片づきます。区別しないまま探すと、設定だけで済む用件のために他社製のアプリを入れることになり、アカウントを渡す相手が1つ増えます。
何かを入れる前に確かめる4つの点
他社製のアプリが悪いわけではありません。長く続いている作り手のものは、標準のアプリより手数が少なく作られています。問題は、検索語と出てくるものが一致していない状態で、見分けずに入れてしまうことです。次の4点はそれぞれ1分で確かめられます。
- 販売元の名前を見る。App Storeの配信ページには販売元が必ず表示されます。アイコンに書かれている名前と販売元が違うなら、その会社の製品ではありません。直接配布のサイトなら、運営している法人名が書かれているかを見ます
- ログインの画面がどこで開くかを見る。まっとうなアプリは、ブラウザやログイン用の窓でGoogleの画面を開き、そこで認証を受け取ります。アプリ自身の入力欄にGoogleのパスワードを打たせる作りなら、その時点で入れる判断を取り下げてよい場面です
- macOSが受け入れるかを見る。App Store以外で配られるアプリは署名と公証を受けているのが前提で、受けていないと初回起動時に開発元を確認できないという警告が出ます。カレンダーを読ませるアプリで、この警告を押し切る理由はほとんどありません
- 料金の形を、落とす前にそのページで見る。無料、買い切り、月額のどれもこの分野には存在し、同じ製品でも購入する場所によって形が違うことがあります。まとめ記事の表ではなく、実際に落とすページの表示を確かめます
ブラウザをアプリとして入れる場合に分かること
1つめの要求、つまりタブから独立した窓がほしいだけなら、ブラウザの機能で足ります。Chromeでは、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を開き、「ページをアプリとしてインストール」を選ぶと、独立したアイコンと窓ができます。サイトによってはアドレスバーの右にインストールのアイコンが出ます。
できあがるのは、操作の枠を外したブラウザの窓です。新しい会社にアカウントを預けずに済むという点で、いちばん軽い選択になります。
限界も公表されています。ヘルプには、ウェブアプリはオフラインでも動作するが、インターネット接続がないと完全に動作しないことがある、と書かれています。読むだけならある程度は動く、と受け取っておくのが安全です。通知もブラウザに与えた許可に従うため、ブラウザを終了していると鳴りません。もう1つ見落としやすいのは、作った窓がそのブラウザのプロファイルに属することです。仕事用と個人用でプロファイルを分けているMacでは、どちらで作ったかによって表示されるアカウントが変わります。
標準のカレンダーにアカウントを足す場合に起きること
2つめの要求には、macOSに最初から入っているカレンダーが答えます。「カレンダー」>「アカウントを追加」からアカウントを足すと、予定が手元に保存され、通知はmacOSの通知として出るようになります。ブラウザを開いていなくても鳴り、機内モードでも今週の予定が読めます。
追加した直後に必ず出てくる詰まりが2つあります。1つは、一部のカレンダーがサイドバーに出てこないというもので、これは同期の失敗ではなくアカウント側の設定でそのカレンダーが対象から外れている状態です。もう1つは通知で、Macのカレンダーは新しく作る予定に既定では通知を付けません。しかもこの既定はアカウントごとに分かれています。足した直後の仕事用アカウントが静かなのはそのためで、「カレンダー」>「設定」>「通知」で明示的に決める必要があります。
追加そのものにかかる時間は2分ほどで、費用はかかりません。仕事用と個人用のように複数のアカウントを持っている場合も、同じ手順で足していけば1つの窓に並びます。ブラウザのプロファイルを切り替えて見比べていた作業が、チェックボックスの入切に変わるのがこの方法のいちばん大きな変化です。
なお、共有の権限を決める設定や、新しいカレンダーを作る操作は、アカウント側の画面に残ります。標準のカレンダーは予定を読み書きする側で、サービス全体を再現するものではないと考えておくと、無い設定を探す時間が減ります。
通知が二重に鳴るときに見る場所
窓を独立させる方法と、標準のカレンダーにアカウントを足す方法は、両方同時に使えます。ただし、同じアカウントの予定が2つの経路から通知されるため、開始10分前の知らせが2回届く状態になりやすくなります。
片づけ方は決まっています。残すのはmacOSの通知のほうです。ブラウザを閉じていても鳴り、集中モードの設定にも従うためです。ブラウザ側の通知は、そのサイトに与えた通知の許可を切れば止まります。逆にブラウザ側だけを使うつもりなら、標準のカレンダーからアカウントを外すのではなく、そのアカウントの既定の通知を「なし」にしておくと、予定は読めて音だけが止まります。
鳴らない側の相談も同じ構造です。追加したばかりのアカウントで通知が来ないのは、標準のカレンダーが新規の予定に既定で通知を付けないためで、同期の不具合ではありません。アカウントごとに設定が分かれている点だけ押さえておけば、迷う場面は減ります。
入れたものを外すときの手順
試したうえで合わなかったときに、きれいに戻せるかどうかも判断材料になります。
ブラウザで作ったアプリは、そのアプリを開いた状態で右上のその他アイコンからアンインストールを選ぶと消えます。Chromeの場合はchrome://appsからも管理できます。
標準のカレンダーに足したアカウントは、「カレンダー」>「アカウント」でアカウントを選び、カレンダーのチェックを外せば表示だけ止まります。完全に外す場合はアカウントごと削除しますが、メールや連絡先も同じアカウントを使っているときは影響範囲を確認してからにします。
他社製のアプリで見落とされがちなのが、アプリを削除してもアカウント側の連携が残る点です。ログイン時に許可を出した相手は、アカウントのセキュリティ設定にある連携アプリの一覧に残り続けます。使わなくなったアプリは、削除と一緒にそこからもアクセス権を取り消しておくのが筋の通った扱いです。
予定そのものをファイルとして落とす
3つめの要求は、言葉どおりのダウンロードです。ここは他の2つと違って、はっきりした手順があります。
Macのカレンダーからは、「ファイル」>「書き出す」>「書き出す」で、選んだカレンダーが1枚の.icsファイルになります。全部まとめて控えを取りたいときは「ファイル」>「書き出す」>「カレンダーをアーカイブ」で.icbuファイルになります。アーカイブの読み込みは現在のカレンダー情報とデータをすべて置き換えると注記されているので、復元用の形式だと理解しておく必要があります。
アカウント側からまとめて落とす場合は、データをエクスポートするサービスからカレンダーを選ぶ形になります。ダウンロードを依頼してからアーカイブが作られるまでの間の変更は含まれない場合がある、と説明されているため、予定が動いた直後に取った控えは後日取り直すのが安全です。
長く残す前提なら、.icsで持っておくのが扱いやすい形です。カレンダーの世界で共通に使われている形式で、主要なアプリならどれでも読み込めます。読み込むと予定に付けていた独自のカラーは消えるとされていますが、日時や場所やメモは残ります。
手間を払う場所を決める
ここまでの3つのうち、無料で片づくものが2つあります。窓を独立させることと、標準のカレンダーにアカウントを足すこと。この2つを終えてから、それでも残る不満が何かを見るのが順番として無駄がありません。
この順番を守ると、他社製のアプリを検討する時点で、比較の観点がはっきりしています。何ができないから足すのかが言葉になっていれば、無料か買い切りか月額かという料金の形も、支払う理由から逆算して選べます。
残る不満の多くは、閲覧ではなく入力の側にあります。会議の合間に予定を1件足すのに何回クリックが要るか、移動の時間を含めた枠をどう取るか、複数のアカウントを1画面でどう並べるか。Mac用のカレンダーアプリの違いは他のカレンダーとの比較に、入力の手数を減らす考え方は予定の入れ方にまとめています。話し言葉と音声で予定を入れられるかどうかは、この入力側の差として現れます。
よくある質問
Mac用の公式アプリは本当に無いのですか?
ヘルプに、パソコンにダウンロードしてインストールすることはできない、と明記されています。スマートフォン向けにはアプリがあり、パソコン向けはブラウザで開く画面が用意されている、という作りです。検索結果に並ぶMac用アプリはすべて別の会社が作ったものです。
ブラウザをアプリ化すればオフラインでも使えますか?
部分的に使えます。ヘルプには、ウェブアプリはオフラインでも動作するが、インターネット接続がないと完全に動作しないことがある、と書かれています。電波が無い場所で確実に読み書きしたい場合は、Macの標準カレンダーにアカウントを足して手元に保存させるほうが確実です。
App Storeにあるカレンダーアプリは安全ですか?
作り手によります。配信ページの販売元がアイコンの名前と一致しているか、ログインがGoogleの画面で開くか、開発元を確認できないという警告が出ないか、の3点を見れば大半の危険は避けられます。アプリ自身の入力欄にパスワードを打たせるものは避けてください。
予定のバックアップはどう取ればよいですか?
Macのカレンダーの「ファイル」>「書き出す」から、1枚ずつなら.icsファイル、全部まとめてなら.icbuのアーカイブとして保存できます。アカウント側のデータエクスポートからも同じように取れます。長期保存や他のサービスへの移行を考えるなら、読み込みの互換性が高い.ics形式で残しておくのが扱いやすい形です。