Googleカレンダーで複数アカウントを1画面に表示する方法

Googleカレンダーで仕事用と個人用など複数のアカウントの予定を1つの画面に表示するには、パソコンなら「片方のアカウントのカレンダーを、もう片方のアカウントに共有する」のがいちばん確実です。共有したカレンダーは、受け取った側の画面の「他のカレンダー」に並び、色を分けて同じ週表示に重ねられます。スマホなら、Googleカレンダーのアプリで右上のプロフィール写真から「別のアカウントを追加」を選ぶだけで、追加したアカウントの予定がまとめて表示されます。

ブラウザのGoogleカレンダーは、右上のアカウントを切り替えるたびに別の画面に移るため、切り替えだけでは「並べて見る」ことはできません。この記事では、1画面に並べる4つの方法をGoogleとAppleの公式ヘルプの画面の名前どおりに説明し、並べたあとに起きやすい予定の重複や通知の重なりの直し方までまとめます。

4つの方法の早見表

方法によって、編集できるかどうかと、使う端末が違います。

方法 使う端末 並べた予定の編集 準備にかかる手間
アカウント間でカレンダーを共有 パソコンのブラウザ(スマホにも反映) 権限しだいで可 共有の設定と承認
非公開のiCal URLで取り込む パソコンのブラウザ、他のカレンダーアプリ 不可(閲覧のみ) URLのコピーと貼り付け
スマホのアプリに別アカウントを追加 iPhone、Android 可 ログインのみ
Macの標準カレンダーに複数追加 Mac 可 アカウントごとにログイン

パソコンのブラウザで1画面にまとめたいなら共有、スマホなら別アカウントの追加、Macのアプリで見たいなら標準カレンダーへの追加、と使う場所で選ぶと迷いません。

方法1:アカウント間でカレンダーを共有して並べる

仕事用のアカウント(ここではアカウントA)の画面に、個人用のアカウント(アカウントB)の予定を並べたい場合の手順です。Googleのヘルプに沿って、アカウントB側で次の操作をします(カレンダーを共有する、2026年10月18日に確認)。

  1. パソコンのブラウザで、アカウントBのGoogleカレンダーを開く
  2. 左側の「マイカレンダー」で、共有したいカレンダーにポインタを合わせ、その他アイコンから「設定と共有」を押す
  3. 左側の「共有する相手」を押し、「ユーザーやグループを追加」を押す
  4. アカウントAのメールアドレスを入れる
  5. 権限を選んで「送信」を押す

アカウントAにメールが届き、メール内のリンクを押すと、アカウントAの画面の左側にある「他のカレンダー」にアカウントBのカレンダーが表示されます(他のユーザーのカレンダーに登録する)。

権限は5段階から選べます。アカウントAの画面から個人用の予定も作成・変更したいなら「予定の変更および共有の管理」か「予定の詳細を変更、表示可能」を、見るだけでよいなら「予定の詳細の表示」を選びます。仕事のアカウントを同僚と共有している場合は、私用の予定の件名が同僚から見えないよう、「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」にしておく選択肢もあります。

注意点として、会社や学校のアカウントでは、共有できるかどうかを管理者が決めます。Googleのヘルプにも、職場または学校のアカウントで共有できない場合は管理者に問い合わせるよう書かれています。会社のアカウントから個人のアカウントへ共有できないときは、逆向き(個人から会社へ)であれば共有できることがあります。

方法2:非公開のiCal URLで閲覧用に取り込む

共有の承認ができない場合や、別のカレンダーアプリで読み取り専用に表示したい場合は、非公開のURLを使います。Googleのヘルプの手順は次のとおりです(カレンダーをパソコン上のプログラムと同期する)。

  1. 取り込みたい側のアカウントでGoogleカレンダーを開き、右上の設定アイコンから「設定」を開く
  2. 左側の「マイカレンダーの設定」で、対象のカレンダーの名前を押す
  3. 「カレンダーの統合」を押す
  4. 「iCal 形式の非公開 URL」のリンクをコピーする
  5. 表示したい側のGoogleカレンダーでは、「他のカレンダー」の追加アイコンから「URL で追加」を選んで貼り付ける

この方法で取り込んだ予定は、閲覧だけで編集はできません。また、Googleは非公開URLを誰とも共有しないよう注意しており、誤って共有した場合は「リセット」を押して新しいURLを作るよう案内しています。URLを知っている人は予定を見られるため、チャットやメールに貼らないようにします。

更新の反映には時間差がある点にも気を付けます。URLでの取り込みは、取り込む側がURLを定期的に読み直す仕組みで、読み直しの間隔は取り込む側のサービスやアプリが決めます。そのため、直前に入れた予定がまだ出ていない、ということが起きます。予定を頻繁に変える使い方なら、方法1の共有のほうが向いています。

方法3:スマホのGoogleカレンダーアプリに別のアカウントを追加する

スマホでは、アプリに複数のアカウントを追加するだけで予定がまとめて表示されます。Googleのヘルプの手順は、iPhoneとAndroidで共通です(Google カレンダーに別のアカウントを追加する)。

  1. Googleカレンダーのアプリを開く
  2. 画面右上のプロフィール写真をタップする
  3. 「別のアカウントを追加」をタップし、画面の手順に沿ってログインする

追加したアカウントのカレンダーは、左上のメニューから表示と非表示を切り替えられます。Yahoo!知恵袋には、この動きに戸惑う質問も寄せられています。

これまで、iphoneでgoogleカレンダーを複数アカウントで使用していましたが、画面右上でアカウントを切り替えると、そのアカウントの予定だけが表示されていました。 ところが、機種変更をきっかけに、アカウントを切り替えても全てのアカウントの予定が表示されるようになってしまいました。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

1画面にまとめたい人にとっては望ましい動きですが、分けて見たい人は、左上のメニューで表示しないカレンダーのチェックを外します。アカウントごと同期を止めたいときは、プロフィール写真から「このデバイスのアカウントを管理」を開き、iPhoneではそのアカウントをオフに、Androidでは「アカウントの同期」で「カレンダー」をオフにします。

なお、スマホのアプリでは新しいカレンダーへの登録(方法1の受け取り側の操作)はできず、パソコンのブラウザで行う必要があるとGoogleは案内しています。共有の設定はパソコンで済ませ、スマホでは見るだけ、という分担になります。

方法4:Macの標準カレンダーに複数のGoogleアカウントを追加する

Macで1つのアプリにまとめたいなら、macOSに入っているカレンダーアプリにGoogleアカウントを1つずつ追加します。Appleのユーザガイドの手順は次のとおりです(Macでカレンダーアカウントを追加する/削除する)。

  1. Macでカレンダーアプリを開く
  2. メニューバーの「カレンダー」から「アカウントを追加」を選ぶ
  3. 「Google」を選んで「続ける」を押し、画面の指示に従ってログインする
  4. 2つ目以降のアカウントも同じ手順で追加する

Appleによると、追加したアカウントはサイドバーに別々に並び、それぞれのカレンダーを表示するかどうかを選べます。一時的に片方を隠したいときは、「カレンダー」から「アカウント」を開いて対象のアカウントを選び、「カレンダー」のチェックを外すと、そのアカウントの予定が画面から消えます。チェックを戻せば再び表示されます。

Googleのヘルプによると、Appleのカレンダーからは「予定のメール通知」「新しいGoogleカレンダーの作成」「会議室の予約機能」が使えません(Google カレンダーの予定を Apple カレンダーに追加する)。会議室の予約が必要な会社の予定は、ブラウザ版で作るようにします。

並べたあとに起きやすい3つの問題と直し方

1つ目は、同じ予定が2つ表示されることです。アカウントAとアカウントBの両方が同じ会議に招待されていると、両方のカレンダーに同じ予定が入り、並べた画面では二重に見えます。片方のアカウントで出欠を「いいえ」にするのではなく、表示しなくてよい側のカレンダーを、その期間だけ非表示にするほうが、主催者に誤った返事を送らずに済みます。

2つ目は、色の区別が付かないことです。Googleカレンダーでは、カレンダーごとに色を変えられます。Macの標準カレンダーでは、Controlキーを押しながらカレンダーリストの名前をクリックし、色を選びます。カレンダーの色を変えると、そのカレンダーのすべての予定の色が変わります(Macでカレンダーの名前またはカラーを変更する)。仕事は青系、私用は緑系、のように系統で分けると、週表示でも見分けやすくなります。

3つ目は、通知が重なることです。方法1で共有したカレンダーと、方法3や方法4で追加したアカウントを同じ端末で併用すると、同じ予定の通知が2回届くことがあります。通知はカレンダーごとに設定できるため、見る専用のカレンダーは通知をオフにし、自分が予定を入れるカレンダーだけ通知を残すと整理できます。

編集部の考察:並べたあとに残る「どこに入れるか」問題

複数のアカウントを1画面に並べると、見る作業はまとまります。一方で、予定を入れるときには「このアカウントに入れてよいか」を毎回判断することになり、仕事の予定を私用のカレンダーに入れてしまう、といった取り違えが起きやすくなります。

この取り違えを減らすには、場面ごとに表示するカレンダーの組み合わせを切り替え、作成先の既定を決めておくのが有効です。このサイトの運営元が開発しているMac用のカレンダーアプリは、複数のGoogleアカウントをまとめて表示・切り替えでき、予定の既定の作成先も選べます。「仕事」「個人」など表示するカレンダーの組み合わせを保存して切り替える機能や、「明日15時 商談 @渋谷 zoom」のように話し言葉と音声で予定を入れられる機能もあり、無料版でもGoogleアカウントは何個でも接続できます(購入、2026年10月18日に確認)。

機能の全体はできること、入力の操作は予定の入れ方、移動の時間の扱いは移動時間にまとまっています。ほかのMac用カレンダーとの違いは他のカレンダーとの比較で、対応するmacOSやデータの扱いはよくある質問で確かめられます。

複数アカウントの表示は、パソコンなら共有、スマホならアカウントの追加で今日から始められます。並べたあとは、色と通知と作成先の3点を整えると、1画面にまとめた効果が日々の操作で生きてきます。

よくある質問

ブラウザのGoogleカレンダーで複数アカウントを同時に表示できますか?

アカウントを切り替えるだけでは同時に表示できません。片方のアカウントのカレンダーをもう片方のアカウントに共有すると、受け取った側の「他のカレンダー」に並び、同じ画面に重ねて表示できます。共有の設定は、共有する側のカレンダーの「設定と共有」にある「共有する相手」から行います。

会社のアカウントから個人のアカウントへカレンダーを共有できないのはなぜですか?

職場や学校のアカウントでは、組織の外へ共有できるかどうかを管理者が決めています。管理者が外部への共有を制限していると、個人のアカウントへは共有できません。その場合は、個人のアカウントのカレンダーを会社のアカウントへ共有する逆向きの方法か、管理者への相談を検討します。

iPhoneのGoogleカレンダーで、全アカウントの予定が表示されるのを止めたいときは?

左上のメニューを開き、表示しないカレンダーのチェックを外します。アカウントごと同期を止める場合は、右上のプロフィール写真から「このデバイスのアカウントを管理」を開き、そのアカウントをオフにします。オフにしても予定は削除されず、オンに戻せば再び表示されます。

非公開のiCal URLで取り込んだカレンダーを編集できますか?

編集はできません。iCal形式の非公開URLは、他のアプリやカレンダーで予定を閲覧するための仕組みです。並べた画面から予定の作成や変更もしたい場合は、アカウント間でカレンダーを共有し、編集できる権限を付けます。非公開URLを誤って他人に知らせた場合は、設定の「リセット」で新しいURLに切り替えます。

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