Googleカレンダーの通知がうまくいかないとき|確かめる順番
Googleカレンダーの通知が来ない不具合は、パソコンで使っている場合、多くは次の5か所のどれかで止まっています。 Googleカレンダーの通知設定、予定ごとの通知、ブラウザのサイトの許可、macOSの「通知」設定、そして集中モードです。 加えて、公式ヘルプが条件として挙げている「Googleカレンダーをブラウザで開いたままにしている」が崩れていると、設定がすべて正しくても通知は出ません。 この記事では、症状から当たりをつける表を最初に示し、そのあと公式の設定画面の名前どおりに確かめる順番を並べます。 2026年10月18日時点のGoogleカレンダー ヘルプとAppleのMacユーザガイドを読み、画面の項目名を写して書いています。
症状から当たりをつける早見表
順に全部を調べる前に、症状の形で候補を絞れます。 いちばん多い「全部の予定で鳴らない」と、意外に多い「会議中だけ鳴らない」は、原因の場所がまったく違います。
| 症状 | 最初に見る場所 |
|---|---|
| すべての予定で通知が出ない | Googleカレンダーの「通知設定」と、ブラウザのサイトの許可 |
| 特定の予定だけ出ない | その予定の「予定を編集」にある通知の行 |
| 招待された予定だけ出ない | 「参加」または「未定」と返信した予定の通知のみ受けるの設定 |
| 画面共有やプレゼン中だけ出ない | macOSの「ディスプレイをミラーリング中または共有中」の設定 |
| 特定の時間帯だけ出ない | 集中モードのスケジュール |
| 出るがすぐ見えなくなる | macOSの通知スタイル(一時的か持続的か) |
| 表示は出るが音がしない | ブラウザの音の権限と、macOSの「通知音を鳴らす」 |
| ブラウザを閉じていた日だけ出ない | 設定ではなく、受け取る経路そのもの |
表の下の2行は、設定の不具合ではありません。 とくに最後の行は、何度設定を見直しても異常が見つからないため、原因が分からないまま繰り返しやすい形です。
まず確かめる Googleカレンダー側の2か所
1か所目は、カレンダー全体の通知設定です。 Googleカレンダー ヘルプの手順では、パソコンでGoogleカレンダーを開き、右上の設定アイコンから「設定」、左側の「全般」にある「通知設定」へ進みます。 「通知」のプルダウンで、通知の方法を選びます。 ここが画面上の「アラート」だけになっていると、Googleカレンダーのタブを見ていない間は気づけません。 ウェブブラウザの外に表示させたい場合は「デスクトップ通知」を選びます。
2か所目は、予定そのものの通知です。 うまくいかない予定を開き、「予定を編集」で通知アイコンの横に通知の行が並んでいるかを見ます。 ヘルプには、特定の予定の通知をカスタマイズしない限り、カレンダー単位の設定に応じて新しい予定の通知が決まる、と書かれています。 カレンダー単位の既定は「マイカレンダーの設定」で該当カレンダーを選び、「予定の通知」と「終日の予定の通知」で変更します。 終日の予定は別の欄なので、時刻のある予定では鳴るのに終日の予定だけ鳴らない場合は、こちらの欄が空になっています。
通知の設定がどこまで効くかについて、ヘルプは次のように説明しています。
通知設定は個人用であり、個人用、仕事用、学校用のいずれのアカウントを使用している場合でも、ご自身のアカウントにのみ適用されます。カレンダーの共有相手や、カレンダーの予定を変更できるユーザーを含め、他のユーザーが通知設定を変更することはできません。 出典: support.google.com
つまり、仕事用と個人用の2つのアカウントを使っている場合は、それぞれのアカウントで同じ確認が必要です。 片方のアカウントの予定だけ鳴らないなら、もう片方の設定を見直しても何も変わりません。
見落としやすい3つの設定
設定画面を一度見ただけでは気づきにくい項目が3つあります。
返信した予定だけに絞る設定
「通知設定」の中に「[参加] または [未定] と返信した予定の通知のみ受ける」というチェックボックスがあります。 これがオンのとき、招待を受け取ったまま返信していない予定には通知が出ません。 会議の招待が多い人ほど、返信を後回しにした予定が鳴らずに会議を逃す、という形で現れます。 招待された予定だけ鳴らないなら、まずこのチェックを確かめます。
招待や変更を知らせるメールは別の欄
予定の開始前の通知と、招待が届いた・変更された・取り消された、という知らせは、別の設定です。 後者は「マイカレンダーの設定」でカレンダーの名前を選び、「その他の通知」で「変更された予定」や「予定への返答」ごとに「メール」か「なし」を選びます。 Google Workspaceのトラブルシューティングの記事でも、招待や変更の通知が届かない場合は既定の通知設定の更新が必要だと案内されています(Google Workspace ヘルプ)。
管理者が変更した予定
仕事用や学校用のアカウントでは、管理者が予定を変更できます。 ヘルプには、管理者によって変更が加えられても通知は届かない、と明記されています。 時刻が変わったのに知らせが来なかった場合、それは不具合ではなく仕様です。
ブラウザで確かめること
Googleカレンダー側が正しくても、ブラウザがcalendar.google.comに通知を許していなければ画面には出ません。 Chromeでは、右上のその他アイコンから「設定」、「プライバシーとセキュリティ」、「サイトの設定」、「通知」と進みます。 「通知の送信を許可するサイト」の横の「追加」を押し、「calendar.google.com」と入力して追加します。 SafariやFirefox、Edgeでは画面の名前が違うため、各ブラウザのヘルプで同じ権限の場所を確かめます。
ブラウザで受け取る場合の前提も、公式ヘルプに書かれています。 デスクトップ通知は「カレンダーを開いているときに」ウェブブラウザの外へポップアップ表示されるもので、確認項目の1つとして「Google カレンダーはウェブブラウザで開いたまま」が挙がっています(Google カレンダーの通知を変更する)。 タブを閉じた日、ブラウザを終了した日、別のプロファイルで作業した日は、設定を何も変えていなくても通知は出ません。
もう1つ、スヌーズの機能にも条件があります。 ヘルプのヒントには、スヌーズ通知はChromeブラウザでのみ受け取れること、同じ予定に通知が複数回設定されている場合はスヌーズの選択肢が最後の通知にだけ表示されることが書かれています。 Safariで使っていてスヌーズが出ないのは、故障ではありません。
macOSで確かめること
ブラウザまで正しくても、macOSが止めている場合があります。 AppleのMacの「通知」設定によると、アップルメニューから「システム設定」を開き、サイドバーの「通知」で項目を変えます。 アプリケーションの通知の一覧から使っているブラウザを選び、「通知を許可」がオンかを見ます。
同じ画面で、見落とされやすい項目が3つあります。
- 通知スタイルの「一時的」と「持続的」:一時的はしばらくすると通知が消え、持続的は閉じるまで画面に残ります。席を外すことが多いなら持続的にしておくと、戻ったときに通知が残っています
- 「通知音を鳴らす」:オフだと表示だけで音は出ません
- 「通知を表示:ディスプレイをミラーリング中または共有中」:ここが「通知オフ」だと、画面共有の間は通知が一時停止されます
3つ目は、オンライン会議で画面を共有している間に次の会議の通知が出ない、という症状の原因になります。 会議が続く日に限って通知が来ないと感じるなら、この項目を確かめます。
最後に集中モードです。 Macで集中モードを設定するのページには、集中モードのオンとオフをスケジュールで自動的に切り替えられること、すべてのAppleデバイスで集中モードを最新の状態に保っている場合はMacの変更がほかのデバイスに反映されることが書かれています。 iPhoneで入れた集中モードがMacに伝わり、特定の時間帯だけ通知が出ない、という形で現れます。 症状が出た時刻に集中モードが入っていたかを、先に確かめます。
スマートフォンでは鳴るのにパソコンでは鳴らない場合
片方の端末だけで鳴らない症状は、調べる範囲を最初から狭められます。 Googleカレンダー ヘルプは、通知の届き先をスマートフォン、ウェブブラウザ、メールの3つに分けて説明しています。 同じ予定でも、届き先ごとに受け取る仕組みが別になっているということです。
スマートフォンでは鳴っているなら、予定に通知が付いていること自体は確かです。 予定ごとの通知とカレンダー単位の既定は除外でき、残るのはパソコン側の層だけになります。 具体的には、通知の方法が「デスクトップ通知」になっているか、ブラウザがcalendar.google.comを許可しているか、macOSがそのブラウザに通知を許可しているか、集中モードが入っていないか、の4つです。
逆に、パソコンでは鳴るのにスマートフォンで鳴らないなら、見るのはスマートフォンのアプリと端末の通知の許可です。 もう1つ確かめておくのは、両方の端末が同じGoogleアカウントの予定を見ているかどうかです。 スマートフォンは個人用、パソコンは仕事用のアカウントでログインしている状態なら、片方だけ鳴るのは正しい動作です。 この場合は許可の設定をいくら見直しても、異常は見つかりません。
ブラウザのタブに頼らない受け取り方
ここまでの確認で設定に異常がなく、それでも「タブを閉じていた日に鳴らない」が続くなら、直すべきは設定ではなく受け取る経路です。 ブラウザの通知は、Googleカレンダーを開いていることが前提になっています。 この前提を外す方法は、主に2つあります。
1つ目は、Macに入っているカレンダーアプリにGoogleアカウントを追加する方法です。 AppleのMacでカレンダーアカウントを追加する/削除するに手順があり、追加した予定はアプリの通知として出るため、ブラウザを開いているかどうかに左右されません。 この場合は、macOSの「通知」設定で、ブラウザではなくカレンダーアプリの項目を確かめることになります。
2つ目は、Googleカレンダーと同期するMac用のカレンダーアプリを使う方法です。 たとえばできることに機能を並べているMac用のカレンダーアプリは、予定ごとやカレンダーの既定で開始何分前に知らせるかを設定でき、通知はmacOSの通知として出ます。 移動時間の説明にあるとおり、場所のある予定では所要時間から出発すべき時刻を計算して知らせる機能もあります。 予定を入れるときに「10分前に通知」と一文に書けば通知まで設定される入力方法は、予定の入れ方で例を示しています。 無料版の範囲で通知や移動時間の計算まで使えることは、購入のページにまとめています。
どちらの方法でも、通知を出すのはブラウザではなくアプリになります。 そのため、確かめる場所は「Googleカレンダーの通知設定」「予定ごとの通知」「macOSの通知設定と集中モード」の3つに減ります。 会議と移動が続く日ほど、通知の経路を1本に決めておくと、鳴らなかったときの切り分けも短く済みます。
よくある質問
設定は正しいのに、通知が出る日と出ない日があります。なぜですか?
ブラウザで受け取っている場合、Googleカレンダーを開いたままにしていることが前提です。タブを閉じた日やブラウザを終了した日は、設定に関係なく通知は出ません。もう1つの候補は集中モードのスケジュールで、iPhoneで入れた集中モードがMacに反映されていることもあります。症状が出た日の状況をこの2点で確かめてください。
招待された会議だけ通知が来ません。何を確かめればよいですか?
「通知設定」にある「[参加] または [未定] と返信した予定の通知のみ受ける」がオンになっていないかを見てください。オンの場合、返信していない招待には通知が出ません。招待そのものや変更を知らせるメールは「その他の通知」の別の欄で決まるので、そちらも合わせて確かめると切り分けが早く済みます。
オンライン会議で画面を共有している間だけ通知が出ません。
macOSの「システム設定」の「通知」にある「通知を表示:ディスプレイをミラーリング中または共有中」が「通知オフ」になっている可能性があります。この設定では、画面の共有中は通知が一時停止されます。会議中に次の予定を知りたい場合は「通知を許可」に変えてください。発表中に通知を見せたくない場合は、あえてオフのままにする選択もあります。
スヌーズのボタンが表示されません。故障ですか?
故障ではありません。Googleカレンダー ヘルプでは、スヌーズ通知はChromeブラウザでのみ受け取れると案内されています。SafariやFirefoxで開いている場合は表示されません。また、同じ予定に通知を複数設定していると、スヌーズの選択肢は最後の通知にだけ表示されます。