Cron(Notion Calendar)の費用|無料でできる範囲
Cron(Notion Calendar)の料金を調べると、「無料」という答えはすぐに見つかります。 それでも迷うのは、Notionという有料プランを持つサービスの一部になったからです。 どこまでが無料で、どこから先で請求が発生するのか。 この記事では、2026年9月15日に編集部が取得したNotionの料金ページとヘルプをもとに、カレンダー本体の料金、周辺で有料になる機能、そしてお金ではなく手間で払うことになる部分を分けて整理します。
カレンダー本体は無料で、提供条件にも変更の告知はない
Notion Calendarは、アプリそのものに料金がかかりません。 2024年1月17日にCronから名前を変えて公開されたときの告知で、すべての利用者に無料で提供すると明記されています。
Notion Calendarは本日から利用でき、すべての利用者に無料です。(原文は英語、編集部訳) 出典: notion.com
現在の料金ページでも、Notion Calendarは無料プランに含まれる項目として並んでいます。
料金を調べるときは、値段だけでなく次の4点も確かめておくと、あとで前提が崩れにくくなります。
| 確認すること | 2026年9月15日時点で確認できたこと |
|---|---|
| 提供の終了 | 公式ページに終了の告知は見当たらない |
| 新規受付の停止 | 登録ページとダウンロードは公開されている |
| 運営会社の変更 | 2022年6月9日にNotionがCronの買収を発表し、運営はNotionに移った |
| 料金の改定 | カレンダー本体を有料にする告知は見当たらない |
運営会社の変更は、料金にも間接的に関わります。 Notion Calendarのアカウントは、登録に使ったNotionのアカウントと1対1で結び付きます。 カレンダーは無料でも、Notionの利用規約とアカウントの仕組みの上で動いている、という前提は押さえておく必要があります。
無料のまま使える範囲
公式ヘルプの記載を並べると、日常の予定管理に必要な機能の大半は無料の範囲に入っています。
- Google、iCloud、Microsoft Outlookのカレンダーをつないで1つの画面で見る
- 仕事と私用のカレンダーの間で、予定の時間を自動でブロックする
- 単発と繰り返しの日程調整リンクを作り、相手に空き時間を選んでもらう
- 複数のタイムゾーンを並べて表示する
- メニューバーから次の予定を確認し、会議に参加する
- ZoomやGoogle Meetの会議リンクを予定に付ける
- 日付の項目を持つNotionのデータベースを、最大20個までカレンダーに並べる
利用できる環境も、Mac、Windows、Web、iOS、Androidと広く、どれを使っても料金は変わりません。 Macのデスクトップ版はmacOS 11以上が対象です。
ここで押さえておきたいのは、日程調整リンクが無料の範囲に入っていることです。 日程調整の専用サービスでは、この機能が有料プランの中心になっていることが多いため、Notion Calendarだけで足りる人もいます。 一方、無料の範囲に入っていても、機能の前提条件は別にあります。 同僚のカレンダーを表示するチーム向けの機能や、フォーカスタイムと不在の予定は、Google Workspaceで管理されたアカウントが前提です。
有料になるのは、カレンダーの周辺にあるNotionの機能
請求が発生しうるのは、カレンダー本体ではなく、つないだNotionのワークスペースの側です。 Notionの料金ページに載っている個人・チーム向けのプランは次のとおりです。 金額はいずれも1人あたりの月額で、表示価格に消費税がかかる場合があると記載されています。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | カレンダーまわりで関わる点 |
|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | ¥0 | Notion Calendarが含まれる。複数人のワークスペースではブロック数に上限 |
| Plus | ¥2,000 | ¥1,650 | ブロック数の上限がなくなる |
| Business | ¥3,800 | ¥3,150 | AIによる会議メモが含まれる |
| Enterprise | 問い合わせ | 問い合わせ | 管理機能と監査ログなど |
カレンダーの利用者にとって影響が大きいのは2つです。
1つ目は、AIによる会議メモです。 Notion Calendarの予定から会議メモを作る機能はヘルプに載っていますが、料金ページではBusinessプランの項目に並んでいます。 予定を開いたときに会議メモの欄が見えても、それが使えるかどうかはワークスペースのプランで決まります。
2つ目は、無料プランのブロック数の上限です。 料金ページによると、1人で使う無料のワークスペースではページとブロックを無制限に追加できますが、2人以上のワークスペースでは一定のブロック数を超えると新しいブロックを追加できなくなります。 チームのタスク管理のデータベースをカレンダーに並べて使う場合、カレンダーは無料でも、データベースを置くワークスペースが有料プランを必要とする、ということが起こります。
このほか、Notionのエージェント機能には、1,000クレジットあたり10ドルという別枠の課金が料金ページに載っています。 カレンダーの利用とは直接関係しませんが、同じワークスペースで使えば同じ請求にまとまります。
年払いと月払いの差額、返金の条件
有料プランを選ぶ場合は、支払い方で1年あたりの金額が変わります。 料金ページの金額から計算すると、差は次のとおりです。
| プラン | 月払いで12か月 | 年払いで12か月 | 差額 |
|---|---|---|---|
| Plus | ¥24,000 | ¥19,800 | ¥4,200 |
| Business | ¥45,600 | ¥37,800 | ¥7,800 |
いずれも1人あたりの金額なので、5人のチームなら差額も5倍になります。 Businessを5人で1年使う場合、年払いと月払いの差は¥39,000です。
人数の増減にも決まりがあります。 料金ページによると、有料プランのワークスペースにメンバーを加えると、空いている席がなければ席が1つ増え、月の途中なら残りの期間に応じた日割りの金額が請求されます。 逆にメンバーを外しても返金はされず、その期間の残りは別の人がその席を使える扱いです。 年払いでも、人数を変えた月には月単位で請求が発生する場合があると書かれています。 カレンダーの共有のためだけに一時的な参加者をメンバーとして加えると、この席の請求に数えられる点に注意が必要です。
返金の条件も料金ページに書かれています。 月払いは登録から3日以内、年払いは30日以内にプランを下げれば、日割りではなく全額が返金されます。 AIによる会議メモを試すためにBusinessへ上げる場合、年払いで始めても30日の範囲で判断できる、ということです。 また、学校のメールアドレスで登録した学生と教職員は、1人用のPlusプランを無料で使えると記載されています。
使う形によって、請求の出どころが変わる
同じNotion Calendarでも、誰がどの形で使うかによって、お金が関わる場所が変わります。 よくある3つの形に分けて見ておくと、自分の場合にどこを確かめればよいかがはっきりします。
個人で、私用と副業の予定をまとめる場合
GoogleやiCloudの個人アカウントをつなぎ、自分だけのNotionのワークスペースでタスクを管理する形です。 この場合、カレンダーもワークスペースも無料プランの範囲で収まります。 1人で使う無料のワークスペースにはブロック数の上限がないためです。 請求が発生するのは、AIによる会議メモのような有料プランの機能を自分から使いたくなったときだけです。
会社のNotionを使っているチームの一員として使う場合
会社のワークスペースがすでに有料プランなら、データベースをカレンダーに並べても、利用者本人に新たな請求は発生しません。 ただし、ヘルプによると、ワークスペースの管理者がメンバー全員のNotion Calendarを一括で有効にすることはできず、接続は利用者ごとに行います。 また、接続したからといって、会社がその人のカレンダーを見られるようになるわけではないと説明されています。 費用の判断は会社側、接続の作業は利用者側、という分担になります。
Google Workspaceを使っていない小さなチームの場合
個人のGoogleアカウントやiCloudで仕事をしているチームは、カレンダーの料金はかかりませんが、同僚のカレンダーを並べる機能やフォーカスタイムの予定が使えません。 これらはGoogle Workspaceで管理されたアカウントが前提だからです。 この機能のために組織のアカウントを用意するかどうかは、カレンダーの料金ではなく、メールやファイル共有を含めた組織のアカウント全体の判断になります。 会議にZoomを使う場合も、Zoomの契約はNotionとは別です。
無料の裏側で、手間として払っているもの
料金がかからないことと、時間がかからないことは別です。 Notion Calendarを使い続ける中で、お金の代わりに手間で払うことになりやすい場面が、公式ヘルプから読み取れます。
最も大きいのは、移動時間です。 ヘルプには、現時点で移動時間に対応していないと明記されています。 対面の打ち合わせが1日に3件ある人が、そのたびに前後へ移動の予定を手で入れると、1日に6回の入力が増えます。 週5日なら30回です。 入力そのものは短くても、入れ忘れた日に遅刻が起きる、という形で費用が表に出ます。
次に、スマートフォンでの操作です。 スマートフォン版では、自分で作成して主催者になっている予定以外は編集できず、予定の検索も日程調整リンクの作成もできません。 外出先で予定を動かすたびにパソコンを開く必要があるなら、その分の時間を見込んでおく必要があります。
もう1つは、つなげるカレンダーの数です。 ヘルプは、動作への影響から5つを超えて追加できない場合があると説明しています。 家族やチームのカレンダーを増やしていくと、どれを外すかを考える手間が生まれます。
Mac用カレンダーアプリの料金資料から考える、払うかどうかの分かれ目
無料のカレンダーで足りるかどうかは、上の「手間として払っているもの」がどれだけ積み上がっているかで決まります。 移動が少なく、Notionで仕事を回していて、日程調整リンクを無料で使いたい人にとっては、Notion Calendarの無料の範囲は広く、追加で払う理由は多くありません。
一方で、手間の積み上がりが大きいなら、有料のカレンダーアプリの料金と比べる価値があります。 他のカレンダーとの比較では、Macで使えるカレンダーアプリを、3年間使い続けたときに払う総額で並べています。 サブスクリプション型と買い切り型では総額が大きく変わり、Notion Calendarは無料アプリとして目安の欄に併記されています。 料金の仕組みそのものは購入で、無料のまま使える機能と、ライセンスが必要な機能を分けて説明しています。
手間の中身を減らす機能を確かめるなら、移動時間で住所から所要時間を計算して移動の枠を作る流れを、予定の入れ方で一文や音声から予定を作る流れを見られます。 話し言葉と音声で予定を入れられるかどうかは、移動の多い人ほど入力の手間に響く点です。 機能の全体はできること、使い始めの手順は使い方、細かな疑問はよくある質問にまとまっています。
判断の手順としては、直近1週間で手で入れた移動の予定と、スマートフォンからパソコンに持ち替えた回数を数えるのが近道です。 どちらもほぼゼロなら、無料のまま使い続けるのが合理的です。 どちらかが週に10回を超えるなら、その手間を1年分に直して、有料の道具の年額と並べてみてください。
よくある質問
Notion Calendarは本当に無料で使い続けられますか?
カレンダー本体は無料です。2024年1月の公開時にすべての利用者に無料と告知され、現在の料金ページでも無料プランに含まれています。2026年9月15日時点で、有料にする告知や提供終了の告知は公式ページに見当たりません。
Notion Calendarで有料になる機能はありますか?
カレンダー本体の機能に料金はかかりませんが、予定からAIによる会議メモを作る機能は、Notionの料金ページではBusinessプランの項目です。Businessは1人あたり月払い¥3,800、年払いで月あたり¥3,150です。つないだワークスペースのプランによって使える機能が変わります。
NotionのFreeプランでもNotion Calendarにデータベースを表示できますか?
表示できます。日付の項目があるデータベースなら、最大20個までカレンダーに並べられます。ただし2人以上で使う無料のワークスペースでは、一定のブロック数を超えると新しいブロックを追加できなくなるため、チームで使うデータベースは有料プランが必要になる場合があります。
Notionの有料プランは途中でやめたら返金されますか?
料金ページによると、月払いは登録から3日以内、年払いは30日以内にプランを下げれば、日割りではなく全額が返金されます。欧州連合など返金の決まりがある地域では、これより長い期間が認められる場合があると記載されています。