ticktick googleカレンダー同期方法|購読と双方向の違い
ticktick googleカレンダー同期方法を調べている人が最初につまずくのは、設定画面のどこを押すかではありません。押した先に選択肢が2つあり、どちらを選ぶかで後から起きることが変わる、という点です。片方は予定を予定のまま並べるだけ、もう片方はタスクを予定に変えて他人の見るカレンダーへ送り出します。
この記事では、2種類の繋ぎ方の違い、設定に入る前に決めておくべきこと、予定が二重に見えるときの原因、そして無料のままで足りる範囲を順に整理します。読み終えたときに、自分の使い方ならどちらを選ぶべきかが決まっている状態を目指します。
繋ぎ方は「購読」と「双方向」の2種類
設定は、アプリの設定から「インポートと連携」を開き、カレンダーの項目でGoogleを選ぶ流れです。ここで表示される選択肢が2種類あります。
- Googleカレンダーから購読する。Googleに入っている予定がタスク管理アプリ側に表示される
- 双方向で連携する。予定の追加、変更、削除が両方に反映される
購読は「読み込みだけ」と紹介されることが多い経路ですが、提供元のヘルプはそう説明していません。購読した状態でタスク管理アプリ側から予定を追加、変更、削除すると、その操作はGoogleカレンダーにも反映されます。購読が変えないのは、扱いの種類のほうです。予定は予定のまま、タスクはタスクのまま並ぶだけで、どちらかがどちらかに変換されることはありません。会議の時間を横目に見ながらタスクを並べたいだけなら、これで足ります。
言い換えると、購読が安全なのは「書き込まないから」ではありません。私的なタスクが他人の見るカレンダーに流れ出さないから安全なのであって、間違えた予定を開いて時間をずらせば、その会議は参加者全員の画面で動きます。
双方向は書き戻します。タスク管理アプリ側で作った予定がGoogleカレンダーに現れ、Googleカレンダー側の変更もタスク管理アプリに反映されます。便利ですが、共有しているカレンダーに書き込む可能性があるため、書き込み先の指定を先に確認する必要があります。なお双方向の連携にはアプリの更新が必要で、公式のヘルプではAndroidとiOSはv7200以降、WindowsとMacとWebはv5500以降が条件として案内されています。うまく項目が出てこないときは、権限や再ログインを疑う前に、まずアプリの版を確認してください。
設定に入る前に決める2つのこと
繋ぐ前に決めておくと後戻りが減るのは、次の2つです。どちらも設定画面では聞かれますが、その場で考え始めると適当に押してしまいがちな項目です。
1つめは、どちらを正にするかです。予定の入力をGoogleカレンダーに寄せるのか、タスク管理アプリに寄せるのか。両方から入れる運用は、双方向でも技術的には成立しますが、反映の遅れが数分あるだけで「入れたはずの予定が見えない」状態が生まれ、もう一度入れてしまう事故につながります。実際、二重登録の相談の多くはここが原因です。
2つめは、書き出し先のカレンダーです。Googleアカウントには複数のカレンダーがあり、家族と共有しているものや、勤務先で共有されているものが混ざっています。タスクを書き出す先が共有カレンダーだと、自分の作業予定が他人の画面に並びます。書き出し専用のカレンダーを1つ新規に作り、そこだけを対象にするのが安全です。色も分けておけば、あとで一括で非表示にできます。
同期されるのは「時間の付いたタスク」だけ
同期という言葉から想像するのは、2つのリストがそのまま同じ形で並ぶ状態です。実際に行き来するものはもっと限られています。移動するのは時間の付いたタスクであり、その周りにある情報は元の場所に残ります。
提供元のヘルプでは、選んだリストの中で時間の属性を持つタスクがカレンダーの予定として同期され、Googleカレンダー側で追加した予定は選んだリストのタスクとして同期される、と説明されています。この一文から2つのことが決まります。
1つめは、日時の入っていないタスクはカレンダーに出ないことです。40件のリストのうち日時が入っているのが6件なら、カレンダーに並ぶのは6件で、残りは現れません。これは同期の失敗ではなく仕様どおりの動きです。「ほとんどのタスクが出てこない」という相談は、接続の問題ではなく日時を入れていないことが原因である場合がほとんどです。
2つめは、予定はタスクより持てる情報が少ないことです。タイトル、開始、終了、メモには対応する欄がありますが、優先度、タグ、所属リスト、サブタスク、チェックリストには行き先がありません。これらはタスク側に残るだけで、カレンダーには渡りません。Googleカレンダー側で予定を編集して、タグやサブタスクが戻ってくることを期待すると噛み合いません。
対象はリスト単位とカレンダー単位で選べます。アカウント全体ではなく1つのリストだけを対象にすると、カレンダーが読みやすいまま保てますし、他人が開ける書き出し先に私的なリストが流れる事故も防げます。あとから作ったリストは自動では対象に入らないため、新しいリストの予定だけが出ないときはここを見ます。
予定が二重に見えるときの原因
同期を入れた直後に多い症状が、同じ予定が2つ並ぶことです。原因はだいたい次の3つに分かれます。
- 購読と双方向を両方とも有効にしている。Googleの予定が読み込みでも入り、書き戻しでも入る
- 自動化サービスで別に連携を組んだまま、公式の連携を追加した。経路が2本ある状態
- スマートフォンの標準カレンダーが同じGoogleアカウントを持っていて、書き出し先が重なっている
見分け方は簡単です。重複している予定を1つ開き、どのカレンダーに属しているかを見ます。属しているカレンダーの名前が違えば経路が2本あります。同じなら、片方は反映待ちの残骸である可能性が高く、しばらく待ってから再読み込みで消えることがあります。
対処の順序は、まず経路を1本に減らすことです。自動化サービスの連携を止め、公式の連携だけにします。それでも残るなら、書き出し先のカレンダーを新しく作り直し、古い書き出し先の予定をまとめて消すのが確実です。消す前に、そのカレンダーが自分だけのものであることを必ず確認してください。
何時間経っても反映されないときの確認順
反映はどちらの向きでも即時ではありません。この遅れは、この種の連携でいちばん多く挙がる不満でもあります。1時間以内は正常の範囲として扱い、次の順に確認してください。アカウントを繋ぎ直すのは最後です。
- タスクに日時が入っているかを見る。日時が無いタスクは予定になりようがない
- そのリストが同期の対象に選ばれているか、書き出し先が対象のカレンダーになっているかを見る
- Googleカレンダー側で、そのカレンダーの表示にチェックが入っているかを見る。非表示のカレンダーは、同期が壊れた画面とまったく同じに見える
- 両方の端末で同じGoogleアカウントにログインしているかを見る。仕事用と私用の2つを1台で使っている場合、これが原因のことが多い
繋ぎ直しを最初にやると、経路が2本になって二重登録を自分で作ることになります。カレンダー側に手動の再読み込みがあるなら、連携の設定に触る前にそちらを試してください。
URLでの購読は事情が違います。取りに行く間隔は受け取る側のアプリが持っているため、朝に直した内容が夕方まで出てこないことが普通に起きます。送り出す側で設定を変えても速くはなりません。急ぐ変更を購読の経路に載せない、という切り分けが実務的です。
無料のままでできる範囲
タスク管理アプリ側の無料プランには、リストの数や1リストあたりのタスク数に上限があります。公表されている条件では、無料は9リスト、1リストあたり99タスクまでで、有料プランでは299リスト、1リストあたり999タスクまで広がります。有料は年額49.99ドルで案内されており、同じページには月あたり4.17ドルを下回るという換算も添えられています。
| 項目 | 無料 | 有料 |
|---|---|---|
| リスト数 | 9 | 299 |
| 1リストのタスク数 | 99 | 999 |
| カレンダー表示 | 基本 | 無制限 |
| 1タスクのリマインダー数 | 2 | 5 |
| 1タスクのチェックリスト項目数 | 19 | 199 |
| 1日の添付ファイル数 | 1 | 199 |
| 共有リストの人数 | 2 | 29 |
この表で同期の話に直接効くのは、上の2行よりも下の4行です。タスクから作った予定には、開始前の通知と出発時刻の通知の2本を付けたくなりますが、無料プランのリマインダーは1タスクにつき2件までです。共有リストの上限が2人というのも、家族なら足りてチームでは足りない、という分かれ方をします。
料金と機能の線引きは改定されるため、契約前に提供元の料金ページで確認してください。この記事の表も含め、記事に載った数字をそのまま信じないほうが安全です。あわせて2点だけ押さえておくと判断が早くなります。1つは返金で、Google Play・PayPal・Stripe経由の購入は14日以内なら返金を申請でき、App Store経由の購入はApple側の手続きになります。もう1つは期限切れの扱いで、有料期間が終わってもデータは保持され、無料の条件に戻るだけだと案内されています。試してから決める余地はあります。
逆向きに、タスクをカレンダー側で見る
タスク管理アプリのタスクを、Googleカレンダーや標準のカレンダーに表示したい場合もあります。この向きには購読用のURLが用意されており、カレンダー側でそのURLを登録します。Googleのヘルプは他のアプリとの接続について次のように説明しています。
You can sync your Google Calendar events with other computer applications, like Outlook or Apple Calendar. 出典: support.google.com
同じヘルプでは、アカウントで繋ぐ方法は表示と編集ができ、URLで繋ぐ方法は読み取り専用になると整理されています。URLでの購読は編集ができないうえ、取りに行く間隔を利用者が決められません。当日の予定変更をその場で反映させたい用途には向かず、締切のように前日までに固まる情報を眺める用途に向いています。
書き込みまで必要なら、購読ではなく双方向の連携を選ぶことになります。ここでも先ほどの原則が効きます。経路は1本にする。書き出し先は専用のカレンダーにする。この2つを守っていれば、あとから戻すのも簡単です。
連携をやめるときに残るもの
連携を切ることと、書き込まれたものを消すことは別の作業です。連携が作った予定は、できた時点でただのGoogleカレンダーの予定になります。連携を止めても、その予定はそのまま残ります。数か月後に古いタスクの帯がカレンダーに残っているのは、止めれば片付くと考えた結果です。
後始末は3つの手順で終わります。書き出し先に専用のカレンダーを作ってあれば、この作業はとても軽くなります。
1つめは、タスク管理アプリ側で連携を止めることです。片付けている最中に新しい予定が書き込まれない状態にしてから始めます。
2つめは、Googleカレンダーで専用のカレンダーごと削除することです。カレンダーを削除すると、その中の予定は一度に消えます。だからこそ書き出し先は、他の予定が入っていないカレンダーである必要があります。削除の前に、そのカレンダーが共有されていないことを確認してください。共有していれば相手の画面からも消えます。
3つめは、Googleアカウントの連携済みアプリの一覧から、そのアプリのアクセスを取り消すことです。Googleの案内では、連携済みアプリのページを開き、該当のアプリを選び、詳細を表示してからアクセスを削除して確定する、という手順が示されています。ここを飛ばすと、使っていない連携の許可だけが残ります。
専用のカレンダーではなく普段使いのカレンダーへ書き出していた場合は、片付けに時間がかかります。所属カレンダーで絞り込んで少しずつ消すしかなく、本物の会議を巻き込んだ一括削除は元に戻せません。書き出し先を最初に分けておく価値は、ここで返ってきます。
タスクをカレンダーに流し込んだあとに起きること
同期が終わると、カレンダーの見え方が変わります。今まで会議だけが並んでいた画面に、タスクが時間の帯として入ってくるからです。ここで多くの人が気づくのは、1日の枠が思っていたより狭いという事実です。
そして、その画面にはまだ入っていないものがあります。移動と切り替えの時間です。会議とタスクが隙間なく並んだ日は、場所の移動が1回入るだけで崩れます。移動を予定として確保するかどうかは同期の設定では解決せず、カレンダー側の設計の問題になります。往復の確保と出発時刻での通知が何を変えるのかは移動時間で具体的に確認できます。
もうひとつは入力の手数です。同期を組む理由は、たいてい「入れる場所を1つにしたい」ことにあります。であれば、その1つの場所が最短で入るかどうかが1日の速度を決めます。短い文をそのまま予定に変換できるか、話し言葉と音声で予定を入れられるか、入れた予定に場所と移動時間まで付くか。この3点は、表示形式の好みよりも結果に効きます。入力の実際の流れは予定の入れ方で確認でき、扱える範囲はできることにまとまっています。
最後に決め方を1つにまとめます。読むだけなら購読で今日終わります。書き戻したいなら双方向にし、書き出し先の専用カレンダーを先に作ります。それでも1日が溢れるなら、原因は同期ではなく空白の設計なので、直近1か月で最も破綻した3日を移動時間つきで組み直してみてください。カレンダー側の候補を見比べる段階なら、対応アカウントや表示の違いは他のカレンダーとの比較に並べてあり、料金の条件は購入、接続まわりの細かい疑問はよくある質問で先に確認しておくと、試用期間を設定作業だけで使い切らずに済みます。
よくある質問
購読と双方向はどちらを選べばよいですか?
Googleカレンダーの予定を見ながらタスクを並べたいだけなら購読で足ります。予定は予定のまま扱われ、タスクがカレンダー側に流れ出すこともありません。ただし読み込み専用ではなく、購読した予定をタスク管理アプリ側で直せばGoogleカレンダーにも反映されます。タスクをカレンダーにも出したい、外出先の標準カレンダーで見たいという場合に初めて双方向が必要になります。
双方向連携の項目が設定画面に出てきません。何を確認すればよいですか?
まずアプリの版を確認してください。公式のヘルプでは、双方向の連携はAndroidとiOSがv7200以降、WindowsとMacとWebがv5500以降を条件として案内されています。版が古いと項目そのものが表示されないため、権限やアカウントを疑う前に更新を先に済ませるのが早道です。
同じ予定が2つ表示されるのはなぜですか?
経路が2本あることがほとんどです。購読と双方向を両方有効にしている、自動化サービスの連携が残ったまま公式の連携を足した、という2つがよくある形です。重複した予定を開いて所属カレンダー名を見比べ、違っていれば経路が2本ある証拠なので、片方を止めてから残った予定を整理します。
無料のままでGoogleカレンダーと繋げますか?
Googleカレンダーとの接続そのものは設定画面から行えます。無料プランで効いてくるのは周辺の上限のほうで、リスト数9、1リストあたり99タスク、1タスクのリマインダー2件までとなっており、カレンダー表示も無制限ではなく基本の範囲と案内されています。有料は年額49.99ドルです。扱う量が増える見込みがあるなら、契約前に提供元の料金ページで現在の条件を確認してください。